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｢｢シュジュツー！？！？｣｣
飯田くんや切島くん達が保健室に来た
その頃には意識は戻った出久
包帯がぐるぐる巻きで
見るからに痛々しい
『…、リカバリーガール…
ちょっと出久といいですか？』
リ｢…仕方ないねぇ
少しだけだよ？｣
『ありがとうございます。』
耳｢…じゃあウチら先戻っとくね？
緑谷、お大事ね｣
『うん。ありがとう』
みんなが保健室から出ていくのを確認して
出久の元へと向かう
ベットの近くの椅子に座ると
出久と目が合う
出｢A、｣
眉毛を下げた出久が
私の名前を掠れたように呼ぶ
その姿にまた涙が出てくる
『頑張るのも程々にしてよ…。
心配したんだよ』
出｢あ、はは。
ごめんね。ありがとう。｣
私は顔に手を翳して
出久の傷を少しだけ癒す
出｢だ、ダメだよ。A！
後に温存しとかなきゃ…。｣
『大丈夫だよ。
顔に傷が残ったら大変だしね。
さほど何もできないから…』
出｢…ううん。こうして心配してくれるだけでも
凄く助かるよ。ありがとう｣
『そっか。無理しないでね』
そう言って
出久の頭を優しく撫でる
すると気持ち良さそうに微笑む出久
そんな事をしていると
カーテンがバサッと開き
私は急いで手を引っ込める
｢まったく。あんた達は…。
年寄りの前でイチャイチャすんじゃないよ｣
『い！？イチャイチャなんてしてません！！』
｢とにかく。もう用は済んだろ？
早くあんたも次の用意をしなさんな｣
『はい。ありがとうございます。』
そう言って椅子から立ち上がり
ここから離れようとすると
服の袖を出久に掴まれる
私は驚いたように出久を見ると
私から目を逸らしボソリと呟く
出｢心配、してくれてありがとう。
試合見れないけど…応援してるよ｣
『っ、う、うん！』
私はそういうと笑顔で返事をした
｢はぁ…。若いもんはいいねぇ。｣と
呟いているリカバリーガールを無視して
保健室から出る
さて、出久にも応援されたんだ
この試合勝つしかないだろう
[間もなく第2回戦が始まります]
そんなアナウンスが聞こえ
私は気合を入れて駆け足でみんなの元へと戻った
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ミラコ - 神作品！何回も読み直している者です！彼氏さん天国でも、ささくれさんの事見守っていると思います。辛いと思いますが真っ直ぐ前を向いて彼氏さんの分まで幸せに人生を送れるよう、心から願っております。これからも、ささくれさんの更新など応援しております！ (10月28日 23時) (
レス) @page41 id: 70229c7aa2 (このIDを非表示/違反報告)
破壊の伝導者(プロフ) - ささくれさん» 初めまして 悪の象徴で一本書きたい者です。よろしかったでしょうか？ (2020年12月3日 18時) (レス) id: f479ce3622 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - ささくれさん,大切な人を亡くされて辛いと思いますがいつも応援しております。私も五年ほど前に事故で幼馴染を亡くしました。大切な元カレさんの分もしっかり生きて下さいね。元カレさんのご冥福をお祈り致します。 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5e8336fae3 (このIDを非表示/違反報告)
。。。。 。。。 - 貴方様の様に強くなりたいと勝手ながら思ってしまいました。これからも頑張ってください。応援しています、作者様に幸せが訪れることを切に願っています。 (2019年2月21日 19時) (レス) id: 6df44453a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - あんまり無理しないでくださいね。 (2019年1月31日 17時) (レス) id: 90bbb80c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年9月19日 21時
