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出｢っ、ん…｣
眩しい光が
僕の目を刺激する
薄らとした意識の中
眠そうな顔をした麗日さんと目が合う
麗｢っ！デクくん！！
大丈夫…？｣
出｢っ、麗日さん…
ちょっとまだ頭痛いかな…｣
麗｢そっか。
よかった。意識取り戻してくれて｣
ずっとここで僕の事を
見てくれていたのだろうか
すごく眠たそうだ
麗｢取り敢えず、先生呼んでくるね｣
出｢うん。あ、麗日さん、
あのA、どこいった？｣
麗｢…え…？｣
出｢…？｣
僕は今なにか変なことを聞いたのだろうか
Aはどこ？と聞いただけなのに
間抜けな声を出す麗日さん
麗｢デク…くん。
っ、デクくん！あのね！！｣
出｢え、う、うん。｣
声を上げて
僕を呼びかける
なにか大事なことなのだろうか
顔つきが…なんだか焦っているような
そんな顔に僕は息を飲む
麗｢っ、Aちゃんはね…｣
死んじゃったんだよ……
出｢…は…？｣
麗日さんの口からは
予想もしない言葉が出てきた
Aが…死んだ？
その瞬間
僕が倒れる前の記憶が一気に押し寄せて来る
出｢っ、A…っ、
はぁ、っ、はぁはぁっ…！！｣
麗｢デクくん…！！｣
過呼吸が止まらない
急いでナースコールを押す麗日さん
息が吸えない
Aが…死んだ？
あれは夢じゃなかったのか？
ドッキリかなんかだろう？
そうであって欲しいと願っても
現実はならなくて
過呼吸はヒートしていく一方だ
嘘だ。嘘だ。だって…！！
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『出久。』
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彼女がはにかんで
僕の名前を呼ぶ姿が
脳裏から焼き付いて離れない
そうだ。そうじゃないか
全てを思い出してしまった
『出久…、もう生きたくないや…』
『もう、限界だ…』
出｢っぁぁ、ああぁぁぁぁ！！！｣
彼女は自 . 殺したんだ。
理由も訳も分からない
ただ、��死にたいや��
それだけ僕に言って
遠くへ消えていってしまった
あぁ、A
僕はまたそこで意識を手放した
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ささくれ(プロフ) - もうふさん» コメントありがとうございます。そう褒めていただけると励みになります、ありがとうございます。これからも更新頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします。 (2018年11月1日 23時) (
レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - オムライスみー。さん» コメントありがとうございます。人生何事にも後悔あり。ですからね、、、少し振り返ると何か残していってしまっているかもしれませんよ？？見ていただきありがとうございました。これからよろしくお願いします。 (2018年11月1日 23時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 最後の文にドキッとしました。すごいです！他の作品も読ませていただきました、本当にすごくって何回も読んじゃいます(笑)これからも、大変とは思いますが、更新楽しみに待っています！ (2018年10月28日 2時) (レス) id: 3f1a0fc841 (このIDを非表示/違反報告)
オムライスみー。(プロフ) - とても感動しました。たまに自分が生きる意味って･･･と考えてしまうことがあります。でも自殺とまでは行かないからいいのですがやはり後悔してもしきれないことは沢山あります。なのでこの小説を見て一日一日を大切に生きようと思います。これからも頑張ってください (2018年10月27日 21時) (レス) id: 0c5aa7b868 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - 月影さん» 月影様。コメントありがとうございます。心配させてしまうような小説を制作して少し申し訳なく思っております。ですがこのように長文で心配してくださってとても嬉しいです。後悔しないように。そう思ってくださるだけで充分です。ありがとうございます。 (2018年10月25日 16時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年10月24日 21時
