愛を 37 ページ41
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麗｢ごめんねっ！！
気付けなくて…！！
苦しんでるんて知らずに！！｣
『お茶子…。』
上｢俺らがお前を追い出す訳がないだろ！！
安心しろ！！｣
『か…みなりく、ん』
喉の奥がつっかえて声が出ない
目元が熱くなって涙が溜まる
もう泣かないって決めたんだ。
私は溜まった涙をぐっと堪えるように
上を向いて、
『もう、大丈夫っ！』
そう笑って言った。
するとクラスみんなは
顔を見合わせて優しく微笑んでくれた
切｢ほんっと、良かったぜ〜。｣
芦｢ほんとね！！っていうか、A、その
ほっぺたどうしたの？？｣
みんなが安心に浸ってる中
三奈がそんなことを聞いてきた
ほっぺた？
『あ、あ〜。
え、えっと〜…。』
出｢っあ！！！
ご、ごめん！！A！！｣
『い、いや。
全然大丈夫だよ？』
この状況を全く飲み込めない
クラスメイトは
ぼーっと私達を見る
『ほんっとに大丈夫だから！』
出｢いや、でも！！
リカバリーガールの所は行った方が！！｣
『そんなに痛くないもん！！』
蛙｢Aちゃん。保健室へは
行っといた方がいいんじゃないかしら？｣
『え？』
麗｢うーん。結構腫れてるし…
少し紫色っぽいよ？｣
『え"、うそ』
｢取り敢えず行っといで〜！！｣と
出久と2人教室を出された
…ん？
『えぇ！？
なんで2人なん！？』
飯｢そろそろ授業が始まるぞ！
早く行ってきなさい！｣
『えぇ…』
よく分からないまま
リカバリーガールのところへ向かって
歩く
無言のまま保健室に辿り着いた
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
『あれ？リカバリーガール居ない…？』
出｢ほんとだ。
取り敢えず僕が治療するよ｣
そう言われて
私は丸椅子に座る
出久は色々と必要なものを
棚から出している
そんな出久を横目にクルクルと回る
ふと思ったことを口に出した
『ねぇ、出久。
もしあの時私がさヒーローじゃなくて
ヴィランになりたい。って言ってたら
どうしてた？』
静かな保健室に
また静寂が続く
うーん。聞いちゃいけない話だったかな
『…ごめん。やっぱいいや。』
出｢……よ…｣
『え？』
あまりに小さくて
聞こえなく、もう一度聞く
今度はしっかりと聞こえた
出｢死んででも助けるよ｣
そう言って私を見つめる目は
緑がかっていて
その目は本気だった
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ﾎﾟｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｵﾝ - クールな緑谷くんだなこれは、別の世界に生きてる (2021年9月17日 22時) (
レス) id: 24c1fad7d5 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - 学六校浦中さん» コメントありがとうございます。あ、あれれ？ほんとですね…。階段は上がらないのか…？？え、えっと…ま、まぁ！細かい所は気になるかもしれませんが、出来れば気にしないでください！！申し訳ないです！！！ (2018年9月20日 0時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
学六校浦中 - あっあれ？緑谷出久は確か・・・団地住まいなのに、何故階段上がるのですか？エッ、私が間違ってるのかな・・・アレ？ (2018年9月20日 0時) (レス) id: ba4e95b912 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - ささくれさん» くっ…貴方様は神か…！！これからも沢山！沢山？コメントさせて頂きます！もうほんとに！これけらも頑張ってください！ (2018年9月18日 22時) (レス) id: 37f0bdcdb8 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - 月影さん» そんな事ないですよ！貴重なコメントです！！しっかりと読者様の役目を果たしていただいて作者も嬉しいです！！こんな作品にいっぱいコメントして頂いて…！感謝しかありません！！ (2018年9月18日 22時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年8月1日 0時
