愛を 33 ページ37
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ﾁｭﾝﾁｭﾝ
カーテンから漏れる光が
目を刺激して目を覚ます
目を開けるといつもと違う光景が広がっていた
あ、そっか。私出久の家に泊まったんだ…。
少し重たい体を起こして
隣ですやすやと寝ている出久の頭を撫でる
『…ふふ、助け出してくれてありがとうね…。』
そう微笑みながらいうと
｢いやァ、お礼には及びませんよォ？
Aちゃん？｣
と、女の声が聞こえた
『っえ…？』
再度出久を見ると
段々溶けていく出久
え…、な、何これ。
溶けて完全に出久の形では無くなり
目の前にいたのは
『トガっ、ちゃん…！？』
ト｢そぉーそぉーせーかいです
いやぁ、弔くん裏切るなんて根性あるよねぇ。
ちょっと気に入ったかもォ｣
そう言って首元にナイフを置いて
｢血ぃちょーだぁい…？｣と言ってニタリと笑う
そして後から首を絞められる
『っくぁ…っ…！！』
苦しみながらも
首を絞めている人奴を見ようと
後ろを振り返ると
弔｢……。｣
『っ…！？』
弔が冷たい目で
こちらを見て口を開けることなく
首を思いっきりしめる
しばらくすると力緩める弔
弔｢どーする？
お前の場所は…もう無くなった…｣
『ぁ…かはっ、ごほっ、
や、だ…やだよっ…はぁっ、
何で…どうして…。もうこんな世界っ、』
弔｢地獄に堕ちて死ね。｣
そう言って弔は私の顔に
思いっきり手を押し付ける
『っはぁ！クソ喰らえ！！！！』
.
緑｢Aちゃん！！！｣
『っっ！！！』
出久の声が聞こえて
我に返る
ゆ、めなのか…？
息遣いが荒く、汗がびっしょりだ
オマケに涙もボロボロと止まらなくなっている
緑｢大丈夫…？
すっごい…魘されてた…。
呼んでも呼んでも起きなくて…！｣
『っぁ…うぁ…、いず、くっ…。』
さっきのは夢で
これが現実。
凄く安心して涙が止まらない
必死に涙を堪えるが
全く意味なし。声が、涙が溢れてくる
そんな中で出久の名前を必死に呼び
出久のシャツを握って出久にしがみつく
緑｢っ、ほんとさぁ…
僕は、ほんと馬鹿だよね…｣
ｷﾞｭｩｯ
『っぁっ、い、ずく。』
緑｢ほんとに…。ごめんね。
全然守れてないや…守らなきゃ…ダメなのに
涙流させてばっかり…。｣
『いずっ、く…ちがぁ、ちがっ、』
違うんだよ。そう言いたいのに
涙と嗚咽が邪魔して声が出ない
違う。違うの…。
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ﾎﾟｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｵﾝ - クールな緑谷くんだなこれは、別の世界に生きてる (2021年9月17日 22時) (
レス) id: 24c1fad7d5 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - 学六校浦中さん» コメントありがとうございます。あ、あれれ？ほんとですね…。階段は上がらないのか…？？え、えっと…ま、まぁ！細かい所は気になるかもしれませんが、出来れば気にしないでください！！申し訳ないです！！！ (2018年9月20日 0時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
学六校浦中 - あっあれ？緑谷出久は確か・・・団地住まいなのに、何故階段上がるのですか？エッ、私が間違ってるのかな・・・アレ？ (2018年9月20日 0時) (レス) id: ba4e95b912 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - ささくれさん» くっ…貴方様は神か…！！これからも沢山！沢山？コメントさせて頂きます！もうほんとに！これけらも頑張ってください！ (2018年9月18日 22時) (レス) id: 37f0bdcdb8 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - 月影さん» そんな事ないですよ！貴重なコメントです！！しっかりと読者様の役目を果たしていただいて作者も嬉しいです！！こんな作品にいっぱいコメントして頂いて…！感謝しかありません！！ (2018年9月18日 22時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年8月1日 0時
