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" お疲れ様です。 "








社員の人に挨拶をしてエレベーターに乗り込むと









ガンッ !







閉まりかけたドアは誰かの手によって開けられた









誰かだなんて一瞬で分かった。









やっぱりそこには少し息を切らした手越さんで、









ドアを無理やりでも閉めればよかったと後悔






ドアが閉まったと同時に







「今日少し話せるかな?」








久々に向き合って顔を見るとやっぱりかっこよくて はい と答えそうになるけどあの付箋のことを思い出すと断るしかなかった。









エレベーターのドアが開いてロビーを抜けて外に出て早足で帰ろうとした時腕を掴まれ前に進めなくなる









肩を掴まれて反対を向かされると真剣な手越さんの顔で







「お願い本当にちょっとでいい。

俺はこんなすれ違いみたいなままAちゃんと別れるのは嫌だし、それも絶対。だからちゃんと話そ?」









私が返事しようとしたその時









" 手越じゃん!! "






そう手越さんの肩を叩くのは顔を赤らめた男の人でお酒の香りがして酔ってるんだなとわかる








「ああ! 久しぶり」








" まさか手越の彼女?それとも







遊び相手?







お前昔っから女との絡み激しかったもんな??







今夜ヤッてすぐポイする感じ笑? "









何を言っているのか分からなかった。と言いたいのに…








なんでこういう時だけ…









手越さんは必死に男の人を止めようとするけど全然無意味で男の人は喋り続ける。








気づかないうちに涙が出て









それに気づいた手越さんは慌てて涙を拭こうとしてくるけど私は手越さんにとってそれほどの存在だと知らされた今私に余裕なんてなくて








その手を振り払ってしまった。
















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かりね(プロフ) - ていさん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2019年1月14日 22時) (レス) id: a4d18b62d3 (このIDを非表示/違反報告)
てい - 楽しく読ませていただいております (2019年1月13日 23時) (レス) id: 70fd39881e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かりね | 作成日時:2018年12月26日 1時

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