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もちろんこんなことを誰にも相談出来るわけもなく一人で抱え込むようになった。
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「今日は一緒に帰れるね。帰ろっか」
私は久々に一緒に帰れることを嬉しく思って笑顔で首を縦に振った
お疲れ様です〜と手越さんが社員の人に挨拶をして私もお辞儀を軽くしてエレベーターに乗り込む
手越さんはスッと手を繋いできて
そして私に「今日俺の家来る?明日Aちゃんも仕事休みでしょ?」と言う
一瞬戸惑ったけどよく考えれば手越さんの家には行ったこともないし、デートをする機会もあまりなかった気がするから行くことにした。
すぐにエレベーターは一階に着いた
もちろん他の社員の人たちもいるわけで…
怖くなった私はまた手越さんとのことを言われるのではないかと思った私は手越さんの手を解いてしまった。
手越さんは少し驚いた顔をして、私もやってしまった俯く。今にでも説明をしたいけど手越さんと手を繋いでいるところを見られて噂が広がるのが嫌だ。なんて口が裂けても言えないから黙るしかなかった
会社を出て手越さんの家に向かう途中
ずっと俯く私を手越さんが私に顔を上げてと頼む
「やっぱりなんかあった?俺、 そんなに頼りないかな?」
悲しそうに眉を下げて私に問う
ギュッと胸が苦しくなる音が鳴る
誤解をさせてはいけないから首を左右に振る
すると手越さんは「じゃあ手、 繋いでもいい?」と私の冷たい手を包み込む
やっぱり手越さんは私の知ってる暖かくて優しい人だ。
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かりね(プロフ) - ていさん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2019年1月14日 22時) (レス) id: a4d18b62d3 (このIDを非表示/違反報告)
てい - 楽しく読ませていただいております (2019年1月13日 23時) (レス) id: 70fd39881e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かりね | 作成日時:2018年12月26日 1時