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結局、家に顔を出し次の日帰った。
家を出た後玉狛に寄ろうかな、とブラブラしていると街中にネイバーが現れる。
戦闘体になろうかとトリガーを握ると、修がレイガストを使いネイバーを斬った。
なんとなく、てくてく修について行く。
すると、ちっちゃな女の子と髪の白い男の子が居た。
なんか話してるっぽい。盗み聞きしていると、
「＿＿＿こいつは、ネイバーを引き寄せる人間なんだ」
と、気になるワードが飛んできた。
うそ、あのちっちゃい子が？
取り敢えず気になるので、修に声を掛ける。
『よ、修』
「あ、A先輩……！」
「む、誰だ？」
「この人は……」
修が説明しようとすると、炊飯器のような形をした黒い物体が喋る。
［話をするなら場所を変えよう、オサム。付近に他のボーダーがいる］
私もボーダー隊員なんだけどなぁ、と思いながら私たちは付近の駅に場所を移動した。
駅に着くと、
「なんでおまえたちが一緒にいたんだ？」
と、修か聞く。
すると、女の子が
「えっと、待ち合わせの橋の下で知り合って」
「自転車を押してもらって川に落ちた」
と、白い髪の子が言う。
川に、落ちた……？
『え、川に落ちたの？大丈夫？怪我とかは？』
「いえいえ、お気づかいどうも。この通り無傷です」
「まあいい、ひとまずお互いを紹介しておこう。こっちは雨取千佳。うちの学校の二年生、ぼくが世話になった先輩の妹だ。
こいつは空閑遊真、最近うちのクラスに転校してきた。外国育ちで日本についてはまだよく知らない
で、この女性が月峰A先輩。ボーダー隊員でぼくの先輩だ。」
『で、千佳ちゃんがネイバーに狙われる理由だよね？』
「はい。空閑はネイバーで、じゃない。ネイバーについて詳しいんだ。千佳がネイバーに狙われる理由も知ってるかもしれない」
と言う修。
ふんふん、今の感じだと遊真がネイバーって感じか。
「そっか、遊真くんもボーダーの人なんだ」
「う、まあ大体そんなもんだ」
すると遊真が、
「ネイバーに狙われる理由なんて、トリオンくらいしか思い浮かばんなー」
と言う。
「トリオン！？トリオンが何か関係あるのか！？」
「関係あるもなにもこっちの世界に来るネイバーは大体トリオンが目的だよ。
トリオン能力が高いやつは生け捕りにトリオン能力が低いやつはトリオン器官だけとっていく。
そうやって集めた兵隊とトリオンをむこうの戦争で使うわけだ」
と説明していく。
へぇ、ホントに詳しいな。
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作者名：爆処 | 作成日時：2023年2月16日 0時
