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忍田さんは反対だろうなと思っていると、また新しい情報。
忍田「私は処分には反対だ。三雲くんは市民の命を救っている」
処分って、こんな子供に…
根付「ネイバーを倒したのは木虎くんでしょう？」
忍田「その木虎が三雲くんの救助活動の功績が大きいと報告している」
へぇ、木虎が。プライド高いのに
迅が呼んだのはこの為ね
「さらに、嵐山隊の報告によれば三門第三中学校を襲ったネイバーは三雲くんが単独で撃退している」
「隊務規定違反とはいえ、緊急時にこれだけの働きができる人間は貴重だ。彼を処分するよりB級に昇格させてその能力を発揮してもらう方が有意義だと思うが？」
確かに、こんなに度肝の座った子そうそう居ない。
城戸「本部長の言うことは一理ある。が、ボーダーのルールを守れない人間は私の組織には必要ない」
「三雲くん、もし今日と同じようなことがまた起きたら、きみはどうするかね？」
三雲「それは…目の前で人が襲われてたら、やっぱり助けに行くと思います」
三雲と言う少年はなんとも馬鹿正直に答えた。
へぇ…いい子じゃん
根付「三雲くんの話はもういいでしょう。今はとにかくイレギュラーゲートをどうするかです」
イレギュラーゲート？
「先程の爆撃でわかっているだけでも18名が死亡、重軽傷者は100名以上、建物への被害は数知れず。第一次ネイバー侵攻以来の大惨事ですよ」
なるほど…警戒区域外にゲートが開いてたのはそのせいか。
チラリと横目で迅を見ると、自信満々の顔をしていた。
…私の出る幕はないかもね
「このままでは三門市を去る人間も増えるでしょう。被害者への補償も大変な額になりますよ、ねえ唐沢さん」
唐沢「いや、金集めは私の仕事ですから、言ってもらえれば必要なだけ引っ張ってきますよ」
と答えていく。金の亡者だな
「しかし、今日みたいな被害が続くとさすがにスポンサーも手を引くかもしれませんね、開発室長」
鬼怒田「それは言われんでもわかっとる。しかし、開発部総出でもイレギュラーゲートの原因がつかめんのだ」
「今はトリオン障壁でゲートを強制封鎖しとるが、それもあと46時間しかもたん。それまでにどうにかせんと」
ゲートを強制封鎖…
そんなこともできるんだ…すげぇな鬼怒田さん
「で、おまえ達が呼ばれたわけだ。やれるか？迅、A」
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作者名：爆処 | 作成日時：2023年2月16日 0時
