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士郎達が遠征に行った。
風間隊、太刀川隊などなどたくさんの精鋭部隊が選ばれた。
私はソロだったけど、誘われた。
まぁ、断ったけど。
確かに強いかもしれないが、私はまだ遠征に行ける程ではない。
それに、遠征目指してたわけじゃないしね
そして、遠征部隊がそろそろ帰ってくる。
…、な〜んか一悶着ありそう。
が、
『なんっでこんな時に呼ぶのよ！！迅！！』
久々の非番で家でダラダラしようと思ってた矢先にこれだ。
迅からは"本部で待ってる"とだけ。
アイツ私のこと便利な駒だと思ってるんじゃないでしょうね…？？
とにかく、本部へレッツゴーだ。
本部に入ると、少しザワザワしていた。
「うぃ〜す」
目線の先には迅。
無理もない。彼はS級隊員の上、玉狛所属なのだから。彼が本部にいることすら珍しい
『おいゴラ迅』
「おっ、来たか」
『来たか、じゃねーよ！！』
取り敢えず上へ。迅が呼ばれたと言うことはどうせ上層部に呼び出されたんだろう。
上まで歩いていると女性が目に入る
『あっ、沢村さん』
横には迅。目線の先には沢村さん。
ゲシッ
「痛った！！」
なんとなく嫌な予感がして、蹴り飛ばす
さりげなく迅を蹴りそのまま首根っこ掴む。
『行くぞセクハラ野郎』
迅を引っ張り、着いたのは上層部の集まる会議室。
「迅悠一、お召しにより参上しました」
『月峰Aも強制参加です…』
「御苦労」
げっそりとした顔つきで言うと、メガネをかけた少年が心配そうにこっちを見てくる。
優しい子だなぁと思い、じっと見ていると城戸司令が口をひらく
「昨日から市内に開いているイレギュラーゲートの対応策についてだ」
「待ってください、まだ三雲くんの処分に結論が出ていない」
「結論？そんなもの決まっとろう。クビだよ、クビ」
「重大な隊務規定違反、それを一日に二度だぞ？」
「他のC級隊員にマネされても問題ですし、市民に"ボーダーは軽い"と思われたら困りますしねぇ」
と伝えていく。
なんなんだ、このカオスな状況。
上層部バチバチじゃねーか
忍田さん派と、城戸さん派なのね。
てか、メガネくん何やらかしたの
話の流れからすると、隊務規定違反を犯したらしい。
なんじゃそれ
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作者名：爆処 | 作成日時：2023年2月16日 0時
