元風間隊の玉狛所属。【WT】 (ページ2)

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とある日の放課後。

私は暗闇を1人、彷徨っていた。だが、私が探しているモノは一向に見つからない。

だからと言って、人に頼むのはいかがなものか。
アレは、自分で見つけなきゃダメなんだ。

そう、今度こそ自分で＿＿＿

「何やってんの？」

任務帰りなのか、トリオン体に体を包み、スコーピオンを片手に持った彼が問う。

風間体の確かアタッカー。

そして、私の同級生。同じクラスの奴だ

『士郎、久しぶり。元気だった？』

心から喜ぶように言うがため息をつかれるまま。

「元気だった、じゃないでしょ。こんなとこで何やってんの」

呆れたように言われてハッとする。

そう、士郎の言うとおりここは今回の任務場所からかけ離れた場所。

念の為に言っておくが、私は今任務中。
先程まで探していたのは、バムスターだ。

「警報も鳴ってないのに、トリオン兵いると思う？それになんで生身なの」

ほんとバカだね、と言われる。
…。相変わらずの毒舌っぷりで。

まぁ、コレも彼なりの優しさだと気づいた今はそこまで怖くない。

優しさ、だよね？？？？

1人不安になっていると声をかけられる

「ほら、早く行きなよ。怪我人出たら笑えないでしょ」

『オッケー、ありがと、士郎。』

素直に言うと、別に、とそっぽに向けられた顔。
相変わらずツンデレだなぁ、と思いつつ警戒区域内へ

すると、あの嫌な音のサイレンが鳴った。

なった直後、目の前に現れたのは黒いゲート。

さて、戦闘開始だ！！！

『トリガー起動(オン)！！』

すると、トリオン体に包まれた体。背中にあるのはでっかい大鎌。

バムスターを見るとゆっくり、こちらに向かってきた。

私は、背中の鎌を手に持ち、大きなバムスターを見上げる。

『ふぅ、10秒もあれば足りるかな』

言った直後、目の前のバムスターは真っ二つに切られていた。

見ると、止めなく出てくる緑のトリオン。

もちろん、私が切ったトリオン兵だ。

トリガーを解除しようとすると、ジジと、耳の通信機から音が聞こえる

《あ〜！Aちゃんもう終わってる〜！！》

聞こえたのは玉狛のオペレーター、栞ちゃん。

《ごめん、忘れてた》

そう言うと、ため息をつかれる。

《Aちゃんが強いのは分かってるけど、皆んな心配してるから》

特に迅さん、と言われ通信は終了。
確かに、なんて思いながら大きく伸びをして、私はトリガーを解除した。

『さぁて、帰るか〜』

てくてく帰り道を歩くと、

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