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人たらし13 ページ15

Aside


放課後になり部活の時間がきた。


A「龍之介ー、夕ー、早く行こー?」


二人の袖を軽く引っ張る。
すると、二人はお互い顔を見合わせる。


え、なに?
なんか企んでんの?


A「おい、二人ともなんかあんの?」


田中「…影山」



影山?



西谷「…昼休み」



昼休み?



田中、西谷「「Aと話した後顔赤かったけどなにしたんだよ!!」」


A「は、はぁ?!」



いきなり声を揃えて怒鳴るかと思ったら、そんなことかよ!?



田中「なにしたんだよ、このあほ!」


西谷「人たらしー!!」



酷い言われようだな、
あほ、って。関係ないだろ。


A「なんもしてねーよ!ただ、ちょっとからかっただけ…」


間違っては、ない。

からかったのは紛れも無い事実。


田中「どうせ、そのイケメンボイスで落としたんだろ?!くそ、羨ましいぜ!」


西谷「顔良し、声良し。お前、女子にモテるだろ!!」


田中「くそー!お前のせいで俺は女子たちに好かれない!」


西谷「どうしてくれるんだよ!!」


なんかとばっちり!?
ちょっと、このまま俺が女好きって思われるのは嫌だな。


A「俺は、女の子に好かれたいわけじゃ無いんだけどな…」


西谷「なっ!?」


田中「この野郎、喧嘩売ってるだろ!俺たちがモテないからって!」


A「そうじゃなくて!!」


俺は、2人を黙らせて、
少し俯きながら言う。



A「夕と龍之介が俺の事好きでいてくれたら、俺はなんでもいいから…」


西谷「へ?」


田中「は?」



A「そこら辺の女子よりお前らの方が好きって事だよ!
俺、先部活行く!!!!」



俺はそのまま教室を飛び出した。

あ、今の俺カッコ悪い。

もう少し、カッコつけたかったな…


んで、余裕あれば照れてる顔見たかったけど、
ちょっと余裕がない俺氏←


そのまま廊下を曲がろうとした時、



西谷「Aーーー!!!!」


田中「お、俺たちも、おまえのこと」



西谷、田中「「大好きだー!!!」」



そんな声がさっきまで俺がいた教室から聞こえた。


俺は無視して角を曲がる。


そのまま、2人の視界から俺が外れた瞬間、
壁にもたれかかった。


持ってたバックで顔を隠す。



A「まじで、あいつら可愛すぎかよ…っ」



“大好き”なんて、言われた事なかった。
なんだか、くすぐったい気分だ。


って、早く部活行かねーと!

俺はそのまま、足を部室へと運んだ。

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ゆきな - 続き楽しみにしています!(*^^*) (5月7日 23時) (レス) @page40 id: 89458836f3 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 面白いです!応援してます! (2022年1月17日 20時) (レス) @page40 id: 16ba6491e3 (このIDを非表示/違反報告)
黒坂 - あぁっ!大地さんかっこよすぎ!!ありがとうございます!!合宿編とても楽しみにしています!! (2018年3月19日 22時) (レス) id: ef8107f661 (このIDを非表示/違反報告)
シベリアン - 最高。 (2018年3月17日 21時) (レス) id: 8012323f8a (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ=イヴ - ううっ!大地さん!!イケメンすぎるううううう!!ありがとうございます!ありがとうございます! (2018年3月17日 9時) (レス) id: 3dd76b4fff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成瀬飛月 | 作成日時:2018年2月25日 23時

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