【HQ】恋色ソーダーwinterー【短編集】

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英太の彼女さん。素敵な人だろうなぁ。


きっと、私みたいに些細なことで苛立ったり、八つ当たりしたりしない人だろう。



そして彼の横で微笑み続けるのだ。


嫋やかに、まっすぐな愛を持って。彼だけに。


…できるなら、私がそこに立ちたかった。







私は彼のことが大好きで、




でも彼には彼女がいる。





叶わない恋は、惨めな気持ちになるだけだ。






叶わないなら、告白なんて。




ずっと一緒にいたはずなのに、繋ぐ気持ちは空回り。



目の前にはライトアップされたクリスマスツリー。


その周りには、聖なる夜を祝いに来た、カップルたち。





そんな夜はひどく寒くて冷たくて。


ツリーのライトが私の心をザクザクと傷つけて。


恋人たちの笑い声が、私の頭を容赦なく殴りつけてくる。


止まらないよ。涙も。気持ちも。






私はばかだ。



「A…」










あんたもばかだよ。









「英太…、好きだよぉ…っ」


好きでたまらない。収まらない。


自業自得だって、責任転嫁だって知りながら、だけど彼を責めずにいられなくて。




「ばか…！！！」





煌めくライトは、私の言葉を全て反射させた。


背後に彼がいるなんて、そんなの知らずにありのままを、心の全てを、反射させた。




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作者名:Saine(さいね)

シチュエーション:突然彼女ができた幼馴染相手に伝えられなかった思いをクリスマスツリーに向けて叫んでる感じですかね。(でも背後で本人に聞かれてる)

Q冬休みはハイキューキャラの誰とどこに行きたい？:そりゃもう研磨くんにおこたでごーろごろしてみかん食べたいですね。みかんの皮剥いてあげたいです。

感想:三回目に参加できてとても嬉しく思ってます！今回も素敵な作品の数々がこの一つの合作で詰まってますね！！正直私がいていいのか萎縮していますが…(笑)
ましゅるちゃん！合作企画してくれてありがとう！！続きもどうぞお楽しみください〜！

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