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「名字、もらってくれませんか。」
瞬間、時が止まる。
私だけ、時間に置いていかれているようだ。
これってつまり…
結婚しませんかってこと?
蛍のことだ。きっと素直に言えなかったのだろう。
本当に不器用だ。
それでも、やっぱり嬉しいものは嬉しくて。
「はい」
ぎゅっと蛍に抱きつくと、子供体温が伝わって温かい。
頬を涙が伝う。
「本当はもっとちゃんとしたところで言おうと思ってたのに…。」
こんな蛍も珍しい。
「これが私たちなんじゃない??」
「そんなもんじゃないデショ」
意外とロマンチストなのか、なんだかムスッとしている。
これは拗ねたかな。
「あとで、ショートケーキでも買ってこようか。二人で。」
「…行く」
もう、幸せすぎて怖いくらいだ。
「蛍、だいすきだよ」
「知ってる」
「私のこと、絶対幸せにしてね」
「僕のことも、幸せにしてよ」
「そんなの当たり前じゃん!」
二人並んでケーキ屋さんへ歩く。
サクサクとした雪の音も心地よく感じる。
寒さは感じなくなっていた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー
作者名:*モモ*
メイン作品:星の欠片は知っている【KZ短編集】
シチュエーション:冬のある日の二人
Q冬休みはハイキューキャラの誰とどこに行きたい?:瀬見さんとショッピングモールに行って、服を選んであげたいです!
感想:いつもTwitterで仲良くしているお友達や素敵な作者様方と合作できて、嬉しいです。2回目の参加で、上手く書けているか不安でいっぱいですが、楽しんでもらえたら何よりです。後半戦もぜひ読んでいってくださいね!
ー・ー・ー・ー・ー・ー
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浦風(プロフ) - *モモ*さん» はい!待ってます! (2017年1月2日 21時) (レス) id: c2960e55c9 (このIDを非表示/違反報告)
*モモ*(プロフ) - 浦風さん» ではとりあえず私がボードに行きますね! (2017年1月2日 17時) (レス) id: d5c2c8a69e (このIDを非表示/違反報告)
浦風(プロフ) - *モモ*さん» はい!こちらこそよろしくお願いします!それで…具体的にはどうすれば良いでしょうか…? (2017年1月1日 12時) (レス) id: c2960e55c9 (このIDを非表示/違反報告)
涙花*(プロフ) - *モモ*さん» ありがとうございます!了解いたしました。よろしくお願いします……! (2016年12月31日 21時) (レス) id: a645dfd6ab (このIDを非表示/違反報告)
花咲舞香(プロフ) - *モモ*さん» はい!わかりました!次回も楽しみにしております!また今度の機会にお願いしますね。 (2016年12月31日 20時) (レス) id: 3dbe743b4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる x他6人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年11月12日 23時