行雲流水 ページ7
角名side
今日は部活の初入部初日。
主将「じゃー1年1組の方から、自己紹介よろしく」
??「銀島結です!永宮中学出身で、ポジションはウィングスパイカーでした!よろしくお願いします!」
銀島くんね。目大きいな。
俺が小さいだけ……?
1年1組の自己紹介が終わり、俺らの番になった。
「角名倫太郎です。星ヶ丘学園出身で、ポジションはミドルブロッカーでした。よろしくお願いします」
俺が星ヶ丘学園っていうと、みんなザワザワし始めた。
主将「ん、ん、じゃあ次……」
A「孤爪Aです。成葉学園出身で、ポジションは一応セッターでした」
主将「一応ってなんや?ポジション決まってないとかか?」
あぁ、そっか。成葉学園にはポジションというのが決まっていない。大まかには決められてるけど、レシーブもスパイクもセッターも全員が出来るようにならなきゃ行けない。
それが成葉学園のコンセプトだから。
A「いや、そういう訳じゃないんですけど……」
と、Aが言い淀んでると、先輩らしき人がこそこそ話で話していた。それ聞こえてますよ?
部員1「一応ってことは、試合にも出れてなかったってことちゃう?」
部員2「そうやな。成葉学園って名前だけやん」
もう我慢できない。俺の友達を傷つけられて、めっちゃ腹立つ。
「あn……」
くいっ、
袖を隣にいるAに引っ張られた。首をふってるから言うな、ってことかよ。
A「言いたいやつには言わせとけばいい」
無言の圧……怖いっす。目、やばいよ。人殺せそう。
すると、ガラガラと重たそうな扉が開き、カメラを持った人と、バインダーを持った人が顔を出した。
腕章には、月刊バレーボールと書かれている。
月バリの人間か。
??「月バリの撮影に来ました。西条と申します」
西条「どうですか?新入生。いいのいますか?」
主将「まだわかんないっすね〜」
ぐるり、と見渡した西条さん?は俺らに目をつけ、
俺らの腕を掴み、ぶんぶんと振った。
西条「君たちは、成葉学園のキャプテンと星ヶ丘学園の角名くんだよね!?」
「どうも」
孤爪「こんにちは」
西条「ところで孤爪くん」
西条「なんで、附属の高校行かなかったの?」
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鳳鳴大学附属成葉学園
小等部から大学までエレベーター。
なので、在校生の9割が内部進学をします。
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真宵(プロフ) - #宇宙さん» それはワケがあるんですよ〜!今回も読んでくれてありがとう! (2月23日 19時) (レス) id: a3797b0043 (このIDを非表示/違反報告)
真宵(プロフ) - 魔王ちゃんさん» 今回も読んでくれてありがとう!更新頑張るね! (2月23日 19時) (レス) id: a3797b0043 (このIDを非表示/違反報告)
真宵(プロフ) - 朔弥さん» わわっ!ご指摘頂きありがとうございます!これからも引き続きよろしくお願いします! (2月23日 19時) (レス) id: a3797b0043 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - クラスが、1組と2組でごちゃ混ぜになっちゃってますよー (2月22日 20時) (レス) @page5 id: 4b305821f2 (このIDを非表示/違反報告)
魔王ちゃん - テストの点いい点だと願っています。早く続きが見たいな〜 (2月22日 20時) (レス) @page11 id: cbc3534263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真宵 | 作成日時:2024年1月2日 13時