私は誰にも惚れはしない【Stpr】 (ページ48)

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あなたside

『ななもり先輩、何手伝えばいいですか？』

な｢んーと、これ運んで｣

私の前にお皿が8個並べてあった

『お皿1個多くないですか？』

な｢あぁそれ、れもんさんの分｣

『げ…れもん先輩来るんですか？』

な｢一応幼馴染ってやつだからね｣

『じゃあ、私今日家で食べたくないです』

な｢そうもいかないんだよね〜。どうやられもんさんはAちゃん目当てっぽいよ？？｣

『え？』

な｢新生徒会役員がどんな子か見に来るって｣

最悪だ…

私は仕方なく8個のお皿を運んだ

こ｢なんでお前お皿8個なの？ばかなの？www｣

『うるせぇな！れもん先輩が来るってよ』

こ｢え、まじ！？髪セットしなきゃ！｣

ころんくんは洗面台へ走っていった

はぁ、忙しいやつだ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

私の気分とは裏腹に明るい音がなる

な｢はーい｣

な｢みんな、れもんさん来たよ！並んで！！｣

莉｢ちっ。いいとこだったのに…｣

みんながぞろぞろと並び始める

こ｢待ってぇぇぇ｣

ころんくんも慌てて並ぶ

私はその光景を見ながら準備を着々と進めていた

な｢Aちゃん！！何してんの、並んで！！｣

『嫌ですよ、れもん先輩の為にわざわざ並ぶなんて』

ジ｢はい、つべこべ言わずに来る｣

ジェル先輩にお姫様抱っこされて運ばれました

『ちょっ！！おろしてください！！！』

ジ｢はい、おろしたで｣

結局ジェル先輩の隣に並ばされ…

逃げようにもしっかり手首を握られています

ｶﾞﾁｬ

ななもり先輩がドアを開けるといかにもお嬢様の格好をしたれもん先輩がいた

れ｢ちょっと遅いんじゃない？｣

な｢申し訳ありません｣

ななもり先輩がペコッと頭を下げる

それと同時にジェル先輩も頭を下げた