私は誰にも惚れはしない【Stpr】 (ページ19)

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あなたside

しばらく沈黙が続いたあと

るぅとくんの声が微かに聞こえた

『るぅとくんの声』

さ｢…え？｣

る｢いやあああ｣

『あらら。あの子ななもり先輩連れてきちゃったね』

さ｢だな。逃げるか｣

『はーい』

な｢あ、Aちゃん。はっけーーん！｣

『なんで私なんですか』

る｢…ﾊｧ…ﾊｧ頑張って…Aちゃん…｣

『お前押し付けやがったなぁ！？』

な｢おいで？Aちゃん？｣

この先輩

笑顔で追いかけてくるんだけど…

『るぅとぉぉ！お前も道連れだよぉぉ！』

る｢なんで僕のこと追いかけるんですかぁ(泣)｣

『るぅとぉぉぉぉ！』

な｢Aちゃーーーーーん！｣

る｢いやああああ｣

『あああああ』

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『なんとか逃げ切った…』

る｢なんで僕を追いかけたんですか…｣

『るぅとくんが押し付けたからじゃん？』

る｢許さない｣

『分かった分かった。ごめん』

る｢許さない｣

『許してぇ、仲良くしよ？』

る｢もうしない？｣

『しない、約束』

る｢許してあげます(ﾆｺｯ｣

待って

この子意外と可愛いんだけど

る｢あ、僕のこと可愛いって思ったでしょ？｣

『は？』

る｢僕そういうの分かるから。僕に恋する子の目｣

『恋ってww恥ずかしくならない？』

る｢その目をした人はみんな僕に告白してきたもん｣

『私は違うから』

る｢むぅ〜…｣

『ぶりっ子しても可愛くないから』

る｢あれ？これでトドメなんだけどな｣

『言ったでしょ、私は違うって(ﾆｺ』

る｢…//｣

『その目…恋してる？(笑)』

る｢なっ！！！｣

『冗談だよ！お・う・じ・さ・ま』

る｢やっぱ許さない｣

『ごめんってぇぇぇぇ』