残り３年１０カ月 ページ24
《爆豪勝己side》
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−−あの、神野区のでの事件から数日後。
『……ねぇ、爆豪くん』
突然、勇歌から電話がかかってきた。
林間合宿には参加出来ていた勇歌は、俺と半分野郎が対峙した敵に腕を切られて、少しの間、女優業も休みになった。
そんな彼女からの電話。
一体、何なのだろうか。
「どうした。何か用かよ」
『まぁ……、お礼を言わなくちゃなぁ〜って』
「礼だァ？」
『うん。林間合宿で……助けてくれて、ありがとね」
……そんな事で電話して来たのか？
意外と律儀な奴なんだと驚く中で、
『……ところで、爆豪くんはどう？』
「？どうって……何が」
少し慌ててる感がなくも無い口調で、勇歌が話し出す。
『え？あ、アレだよアレ……そう！心的外傷ストレス障害ってヤツ、なってないかなぁって』
「ならねェよ！俺があんなのに気圧される筈ねェだろォが！」
『そっか。それなら良いの……。また、二学期にお礼出来るし』
「お礼って……いらねェよ。現に怪我してんじゃねェか」
俺の言葉に、髪が数回当たる音から大きくかぶりを振ったらしい勇歌は
『ううん！お陰で休みが取れたし、これはこれで良いと思ってるよ』
「……そう、かよ」
『うんうん。……で、爆豪くんは私が『なんでもする』って言ったら、どうする？』
そう言って、『ね、ね？』と変に急かし出す。
なんか今日、コイツ可笑しくねェか？
「そうだなァ……」
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「じゃあ、俺と付き合えよ」
−−なんてな、と言う前に、
『っ〜！！！？』
ブチ。
電話を切りやがった。
……何がやりたかったんだ、アイツ。
すると−−ピコン。
無料の通信アプリから、通知が来た。
A本気?本気の本気?
爆殺王あ?どうしてだよ
Aだって、そんな事言うなんてらしくないからさぁ
爆殺王結構本気だったわクソが!
Aえ!?そう言うのは前々から言ってよ!
爆殺王んで前々から付き合えって言わなくちゃいけねェんだよ
そんな可笑しな会話の後、また電話がかかってきた。
「……んだよ、電話してきたり、切ってきたり」
『……ちょっと、考え事してた』
珍しくあまり話してこない勇歌は、大分テンパってるみたいだ。
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『−−良いよ。付き合って』
……は？
ラッキーアイテム
革ベルト
幸運を呼ぶキャラクター
死柄木弔
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星奈 - このお話好きだ！(←お茶子ちゃん風) 今日見つけてテスト習慣なのにも関わらず一気読みしちゃいましたw ツンデレならぬキレデレのかっちゃんと夢主ちゃんを想像してニヤニヤしちゃいました。 これからも頑張って下さい！ (2018年10月5日 14時) (
レス) id: 06bbc7b5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NIGHTMARE DOLL | 作成日時：2018年6月6日 23時
