残り７日 ページ17
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「……俺は、お前が女優でいっぱいいっぱいだったって知ってる」
薬味を入れず、純粋に江戸蕎麦を啜る轟くんは、その間にも喋ることを止めない。
「深夜、寮の共同スペースでパソコンと向き合って統計データ作ってたろ。自分の印象の」
「えっ……！なんで、それ」
「大分近付いたのに、全く気付かねェから……わりィ。でも、寝る事を忘れるぐらい頑張ってんだなって、俺は純粋に尊敬した」
意外な相手に、意外な秘密を知られていた。
なんというか……もう脱力しそう。
「……話しかけてくれれば良いのに」
「わりィ。……でも皆が、お前の居ない時にドラマ観てたぞ。お前が出てるヤツ。女子なんか羨ましがってたな、あんな気を張っていられる事」
……また、意外な事実が。
「全然知らなかった」
「最初はお前の熱意の欠如？に苛つく奴が大半だった。でも、爆豪が『てめェらがアイツの何を知ってんだ！ざけんな！！』って怒鳴ってから、全員が丁度お前の出てるドラマ、観てきたんだよ」
……勝己。
「俺も初めて画面の向こうのお前を観て、凄ェと思った。普段から大した感情を抱かなかったテレビ番組で、こんなに綺麗に映る人間がいんだな……。そんな、新しい発見っつーか、お前の凄さを感じた」
「……」
いつも通り。
勝己は、何でか私の事をいつも助けてくれる。
4年前から、私を庇って、守って、支えてくれた。
私が1人で壁を越えようとしても、いつの間にか壁を越えさせてくれるのは、勝己だった。
私は、勝己の為に何も出来なかったのに。
「……俺も、早く見とけば良かった」
轟くんの言葉が何を意味するのか分からないまま、「とにかく、お前は凄ェよ。これは本当だ」と言って、蕎麦を味わう事に集中してしまう。
(……いつも、私は皆より5歩くらい遅れてる)
いつもより目の前のクラスメイトとの距離が遠く感じながら、お蕎麦を啜る。
「……美味しい」
「だな」
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6月もあと1週間で終わる。
今年は、梅雨明けが早いらしいから、
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結婚式は、快晴でありますように−−。
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ラッキーアイテム
革ベルト
幸運を呼ぶキャラクター
死柄木弔
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星奈 - このお話好きだ！(←お茶子ちゃん風) 今日見つけてテスト習慣なのにも関わらず一気読みしちゃいましたw ツンデレならぬキレデレのかっちゃんと夢主ちゃんを想像してニヤニヤしちゃいました。 これからも頑張って下さい！ (2018年10月5日 14時) (
レス) id: 06bbc7b5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NIGHTMARE DOLL | 作成日時：2018年6月6日 23時
