明日はきっと君がいる 3 (ページ7)

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望side

あの日と言われ、思いついた

俺が下校しようと下駄箱を開けると

向こうでボロボロになった靴を持っている

1年生がいた

その日、俺は、靴なんてひとつしか

持ってないのに、

自分の持ってる靴を渡して

上履きで帰ったんだ

望「え？、うそやろ？あの日の子って」

流星「地味で変な子やったやろ？」

流星「望に気づいて欲しくて

メガネは取って、髪も切った」

「でも望は見つからなくて

そしたら、入院してるって言われて

会いに行こうとしたら、

同級生の人に望は歳下は興味無いって言われて

やけど、どうしても会いたかってん！

こんなに、人を好きになったのは

初めてやったから」

望「流星…

やけど俺は、足が動かへんねん

先生からも、リハビリはあと数年かかるって

言われて

俺、流星の荷物になんてなりたくない」

流星「おれは、

今も昔も望先輩のことがだいすきですよ！

たとえ、リハビリが何年経っても

俺はずーと、先輩をしんじます！」

この日から、流星は俺の友達ではなく

彼女になった

数年後

流星「先輩、すいません、遅くなって」

望「ほんま、何時間またせんねん！」

流星「ごめんなさい」

望「ほら、デート行こうや」

流星の手を握り

一緒に歩いた

あの日から何年も俺を信じて待ってくれた君

今度は俺が流星を信じる番だ

END