明日はきっと君がいる 3 (ページ3)

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君に届け望×流星ページ3

望side

この病院生活もあと何年続くんやろ

そんなことを思っていたある日

君は俺の目の前に現れたんだ

車椅子で移動していると

まだ慣れないせいか

階段に突っ込んでしまった

「あかん、っ！」

すると、後ろから誰かに引っ張れるように

車椅子は止まった

流星「大丈夫ですか？」

それからかな？君に出会ったのは、

望「ありがとうございます！」

流星「いえいえ、大丈夫ですよ」

流星「車椅子って大変ですよね」

望「えーと、」

流星「おれ、藤井流星っていいます」

望「俺は、小瀧望です！」

流星「望って呼んでもええ？」

望「はい！」

「だって、同い年ですよね？俺ら」

「その制服、俺の通ってた学校の制服やから」

流星「偶然ですね！」

その日から流星は毎日俺のお見舞いに

来るようになった

流星「望～！」

望「流星！」

「今日も来てくれたん？」

流星「暇やからな」

そして、毎日楽しい話を聞かせてくれる

流星と友達になって数日が経つと

少しだけ流星のことをわかり始めた

天然でバカでだけど成績は優秀で

誰もが憧れるイケメン男子って感じで笑

そんな、流星がずっとお見舞いに来てくれるのが

不思議で仕方なかった

ある日俺は先生に

「リハビリはじめてみよっか」

と言われ始めることにした

何回もリハビリを行った

でも上手く歩けない足

いつもはポジティブなのに

今日は何故か、悔しくてたまらなかった

でも流星がお見舞いに来てくれると

何故か、元気がでる

こうして、俺はリハビリを何度も頑張った