2話 ページ2
私は正直、少し前にいた世界ではチャラい部類で、スクールカーストはかなり上だが、1番上ではない。そんなポジションだった。
それなりに彼氏もいたりした。好きな女優の真似だと言われ、練習台にされて出来上がったパッツン前髪。ノリで一緒に開けたピアス穴…とにかく、人に合わせてばかりの毎日だった。
そんな月の綺麗なある夜だった。
私の入ってるグループがよく遊んであげてた女の子が奇妙な事をしてたのを見つけた。
｢あ、ねぇ？ 見てよ、アイツまだうろついてる｣
｢えぇ〜？ まだ遊んで欲しいのかな？｣
｢待って、様子がおかしい｣
｢アローバリ〇〇ネルコールピ〇リータ〇〇の世界へ行かせ〇下さい｣
あまりよく聞こえなかったが、こんな事を口走っていた。なんだったんだろうか…の世界？別の世界ってことかぁ…気が楽だろうな。
｢ぷっ、あはは！ やば、なにやってんだろ〜？｣
｢さぁ？ あんな事言っちゃって、変人かよ｣
｢いや〜変人っしょ！ おーい？ Aどした？｣
自分の名前を言われて我に帰る、アイツの発言にたぶらかされたなんて言ったら距離置かれるだろうな、めんどくさい…。なら、よし！こんな返答はどうだろうか？
｢え？いや〜なんでもない！向こうのパン屋からいい匂いしてさ！｣
｢ちょっ、無関心すぎ〜｣
なんとか友人2人を笑わせる事に成功した。
それから駅で2人を見送って、私はバスで帰宅した。
キャラ紹介のコーナー
リグレラ･ノーツ(あだ名はリーラ):主人公の世話係。テイルとは一蓮托生の仲。ただのドS。冷静に判断するのと相手の攻撃を抑えるのが得意。ユレイドルとして生きてる。
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作者名：ミジンコ x他1人 | 作成日時：2016年12月26日 17時
