びじねすかっぷる。緑 (ページ18)

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.18. いちごみるくページ18

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安『なあなあ、お昼4人で食べへん？』

｢あ、賛成｣

美｢ウチも！4人で食べよーや｣

大『どっちでもええよ』

ってな事でお昼は4人でなんだけど。

｢ちょっとトイレ行ってくるね｣

安『いちいち言わんでええわ笑』

美｢ちゃんと迷わずに帰ってくんねんで？｣

大『あ、俺も行く』

関西弁の彼らはどうやら過保護なのかもしれない。

ただ今、おーくまくんと2人でトイレまでの道を歩いています。

｢おーくまくんもトイレ？｣

大『ちゃう、付き添い』

｢え、誰の？｣

大『 A 』

｢ …トイレくらい1人でできるんですけど｣

え、私幼稚園児くらいに思われてるの？？

大『なぁ』

女子トイレに入ろうとした瞬間後ろからぎゅうっと抱きしめられる。

｢ …ここ学校｣

大『なに、その付き合ってるみたいな言葉笑』

｢そんなんじゃっ、｣

大『ヤスの事、好きならんとってな』

｢ …え？｣

もしかして、4人でお昼食べること気にしてるの…？

大『 …じゃあ戻る、から』

｢おーくまくんっ！｣

大『今めっちゃ恥ずいねん、はよ戻らせて笑』

｢ …おーくまくんの彼女なんだから、ハムくんの事好きになったりしないよ。…ビジネスだけど｣

なんて私にしては頑張って背中を向けてるおーくまくんに伝えると

大『最後のん、いらんわ笑』

そのまま教室に戻る。
…落とすため、だよね？そう分かっていてもちょっと嬉しかった…かも。

｢たーだいま｣

美｢ん、おかえり～｣

｢あれ、ハムくんとおーくまくんは？｣

美｢自動販売機行ったで、行く？｣

｢美香が行くなら｣

美｢ウチのこと大好きかよ笑｣

｢ …悪いの？｣

美｢ふふ、ウチもすき｣

｢ ……それずるい｣

カップルみたいなやり取りを美香としながら自動販売機に向かうと見慣れた2つの背中。

安『あ、2人も来たんや。どれいる？』

｢え、ハムくん奢り？｣

美｢私はこのコンスープ♥ ｣

｢いいの？｣

安『はよ選ばなあげへんで笑』

｢ええ、じゃあっ、…いちごみる…… ｣

大『 Aのんは俺が買うわ』

ってピッとおーくまくんにいちごみるくのボタンを押されて、ガタンと出てくる。

大『甘そ、…こんなん飲むん？』

｢いや、その顔やめてよ｣

大『 …1口頂戴』

｢やだ｣

大『クソ笑』

こんなので落ちたりは、しないけど。