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だからこそ、“センター”というポジションを貰えたというのにヘラヘラして、いつまで経っても改善しない態度に腹が立つ。
私たちは、アイドルじゃなくてただの発表会で披露するために練習している一般学生であるけど、それとこれとは違う。
『ねぇ、カンさん』
「っな、なに？」
気づいたら私は
苛立ちの中心人物の前に行って声をかけていた。
『そこの手はこう！もっと真っ直ぐ伸ばして
足の角度はここ、ここだと行き過ぎだから肩幅くらいにして。腰を振る振り付けは難しいし恥ずかしいけど、カウントごとにやれば絶対できる』
私が早口でボソボソ改善点を呟く。
これが私の悪い癖、一度スイッチが入ったら止まらなくなる。周りが見えなくなる。でも言わなくてモヤモヤするよりは言ってスッキリしたほうがいい。
私が言い終われば、唖然とするクラスメイト
そして顔を赤くするカンさん。
どうせ嫌われているし、もっと言ってやろうか。
『さっきからヘラヘラしてるけど、いい加減ちゃんとして。
間違ったら言い訳せずに素直に認めろ。
……アイドル舐めんなよ』
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『はぁ〜〜〜〜……終わらねぇ』
「明日までって大変ね」
『酷くないですか、先輩。
これだけの資料まとめておけって意味わからない』
あれから数十年後、私は韓国の大手芸能事務所
SMエンターテイメントで働いている。
あの後、クラスから孤立すると思いきや、何故か賞賛され、全体をまとめるリーダー的なものをすることになった。
アイドルを目指していた彼女は、私の言葉で変わったのか今はどこかの事務所に所属しているという噂である。
幅広く好きだった私のアイドル人生は、180°変わり今は我が社のアイドルにしか興味がない。いや、所属アイドルしか見てられないほど忙しい。
クラスメイトが私についてくることによる優越感
完成した時の達成感、1から物事を作る責任感
全てが新鮮で楽しかった。
" いつか私がアイドルを育てたい "
そう思うようになり、必死に勉強して、
一か八かでこの会社の門を叩いた。
「A、明日何時から？」
『明日は、６時半からです…』
「今の時刻は、12時前……
頑張れ、、」
『うぃ』
辞めたい
そう思っても辞めれないのには理由がある。
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無題(プロフ) - おもちさん» 見つけてくださってありがとうございます(:_;) 亀更新になるかもしれませんがこちらでもよろしくお願いします！ (3月3日 20時) (
レス) id: 98ac8a6dbe (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作嬉しいです🥺🩶 (3月2日 23時) (レス) id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無題 | 作成日時：2024年3月2日 20時
