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ヨンジュンさんのステージが終わったあと、照明がパッと落ち、事前に録音した音声が流れる。
『もうこの気持ちはどうしようもできない』
kr「あたしの心を噛んで逃げるのね」
そんな音声が流れたあと、
ステージの真ん中には僕たち2人が立っている。
照明がついた瞬間、響き渡る歓声。イヤモニをしているのにすぐ近くで叫ばれているような感覚。
背中合わせでカリナさんと立って、口笛に合わせて指を鳴らす、曲が流れた瞬間、なんの曲か分かった会場にいるファンはさらに歓声を大きくさせた。緊張で手足が震えているけど途中に挟む吐息も忘れずに役に入る。
「「 1 2 3 」」
『니 눈을 보면 난 Trouble Maker〜』
kr「니 곁에 서면 난 Trouble Maker〜」
やっぱり曲が鳴り、ファンがいるとなると気持ちのスイッチが入るのがわかる。練習の時は目も合わせられなかったのに、カリナさんの目を見つめ曲の中にいる男性の気持ちを投影できている。
本家の人たちはもちろんセクシーで、距離感も近くて
初めオファーが来た時は顔を真っ赤にして見ちゃって「思春期か？」なんてマネヒョンに言われたけど。
サビはカリナさんの後ろに立って踊る。
『「니가 나를 잊지 못하게 자꾸 니 앞에서 또
(君が僕を忘れられないように 何度も君の前でまた)
니 맘 자꾸 내가 흔들어 벗어날 수 없도록
(君の心を何度も僕が振って 逃れることができないように)』」
頑張れ、イテオ
もうすぐで誕生日だろ。
会場のボルテージをさらに上げるために、新たなイテオを魅せるために、僕は踊った。
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作者名：無題 | 作成日時：2023年11月3日 18時
