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次の曲で最後になる。
私はもう、テオしか目に入らなかった。
少しでも携帯に残そうと、恐る恐るポケットから取り出し
周りの人達と同じように構える。
パフォーマンスが始まると、目つきが変わって
さっきまでふにゃふにゃしてメンバーに弄られて
スイッチが抜けるとぼーっとしている彼とは思えない。年齢も大して変わらないのに、その年齢でそんな色気を出せるの？って思うほど。
端っこにいる時は、センターを目立たせるように踊って、
自分の出番になると「僕を見ろ！」と言わんばかりのダンスをする。
歌もそこまで歌割りはないが、テオの声があるからこそ
スッと入ってくる。低すぎずかと言って高すぎず、曲に合わせた歌声で、テオの声無くして成り立たないと思った。
テオのパートでカメラに抜かれた時、バチッとウィンクをした瞬間、会場がどよめいた。あの一瞬でファンじゃない人も確実にテオに目を奪われたであろう。私の個人的な感想だと、今日一番の歓声だと思う。
周りのメンバーが、横にはけて、ヘチャンとテオが真ん中へやってくる。二人は視線を合わせ頷いた後、息ぴったりなパフォーマンスを披露し、ヘチャンは高音、テオは低音と素晴らしいハモリを魅せる。
さっきまで、喧嘩していた二人とは思えないほどだった。
そして、ラスサビ
またしても私の目の前にテオがやってきた。最大のチャンスである。私は必死に携帯を構えて、テオを映す。
「……！！」
すると、なんということだろうか。
テオはパフォーマンスの途中に、私の携帯に目線を向けた。
まさかと思い、急いで携帯から実物に目を映すと、ニコッと私の目を見て微笑むテオの姿が。
ys「嘘…」
私が現実に戻ってくる前に、彼はもう切り替えてダンスを踊っており、気がつけば「ありがとうございました〜」とステージから去っていった。
jw「あんた、テオから目線貰ってなかった？」
ジウォンの言葉に、
次のアイドルがくる前に携帯を確認する。
ys「嘘じゃなかった…」
jw「うわ、羨ましいんだけど！
確実にイェソのカメラ見てるよ！！」
ys「どうしよう、ジウォナ……
…私、テオのこと好きになっちゃったよ。」
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無題(プロフ) - まこさん» テオくんを気に入っていただけて作者としては嬉しい限りです(TT)本当にありがとうございます!これからも楽しいと思っていただけるように頑張ります(TT) (2022年12月4日 9時) (
レス) id: 98ac8a6dbe (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。主人公が可愛すぎて最高です！これからも頑張ってください！ (2022年11月24日 2時) (レス) @page38 id: b641e1ddfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無題 | 作成日時：2022年9月25日 14時
