71話 ページ25
「よし・・・じゃあルートはこうだ。学校からはフェンスが高くて行けないし池を泳いで行くことも無理。裏手のココかは登って交通量の少ない時を狙って道路を渡る!」
清継が地図を見せながらそう言う。その言葉に島だけが頷いた。その後、旧校舎へと向う。
「うわー・・・近くで見ると超不気味ね!」
「ほんとうに人が出入りしてる雰囲気・・・ないっすねぇ・・・」
そう皆、言いながら旧校舎の中に入っていく。中はガラスが割れており、及川が言ったように不気味な
雰囲気を醸し出していた。
「・・・」
「とにかくこと細かく調査だ。ここに妖怪がいるなら・・・あの人達に通じる何かがきっとあるはずだ!」
皆、不気味雰囲気に圧倒され、声が出ない中清継だけは圧倒されていないのかずんずん奥に進んでいく。
「とりあえずこの部屋をチェックしようか・・・」
奥にあった美術準備室に入ると各自で動き回っていた。リクオと部屋の奥に行こうとすると、
「ちょっと!リクオ君、リキトさん!勝手にどっか行かないで!」
「え・・・」
『・・・?』
グイッと服の裾を家長に掴まれ、その後リクオと俺の後ろにピッタリとくっついている。リクオと顔をを見ると焦った表情をしていた。このまま家長といて、妖怪を見たらマズいと思いリクオに声をかけようとしたが、リクオの持っている懐中電灯が昔の小学校の制服を着た妖怪を照らした。じっと目が合ったが何も無かったかのように立ち去ろうとすると、
「あ、今あたしのこと・・・」
見たと言い終わる前に俺とリクオが思いっきり棚を叩きつけた。するとその妖怪からは苦しそうな声が聞こえる。やべぇ、まじでいる。
「(い、いた!本当にいた・・・普通にいた・・・)」
「??」
俺たちは目を合わせ、その場を立ち去る。家長は不思議そうに見ていたため、妖怪を見ていたわけではなかったようだ。いや、しかし、この時点でここまでいるとなると…先が思いやられるな・・・
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ゆりかめ(プロフ) - クロりんごさん» 教えて頂き、ありがとうございます<(_ _)> (2019年3月9日 14時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - クロりんごさん» 本当ですね。すいません、訂正します (2019年3月9日 14時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - あの、69話と70話なんですけど、良奴ではなく、奴良ですよー (2019年3月9日 12時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - 雀さん» ありがとうございます!そう言って頂けると物凄く嬉しいです!頑張りますのでどうぞこれこらもよろしくお願いします (2019年2月18日 22時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
雀 - 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい! (2019年2月17日 13時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりかめ | 作成日時:2019年2月11日 14時