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41話 ページ44

鏖地蔵がじりじりと近づこうとすると先程の少女からは感じられなかった何が止める。

「自分の我が子が弱り行く姿を見て絶望する姿はまた良い余興じゃ。妾と同じ気持ちを味わせることもまた心地いい。あの時の気持ちを味わえ、ぬらりょんの血を持つ子よ。恨むならお主の父を恨むのじゃな。」
「っ…」

最後の言葉と共に2人は闇に消えていった。気配が無くなるとまだ微かに息をしている息子を抱えあげリクオに声をかけた。

「リクオ行くぞ!」
「父さん、血が…」

リクオの指摘に軽く舌打ちをする。実際自分では痛みをあまり感じていなかったが思いの外、血が出ているようだ。
それは…神経をやれたってことかい…

「リクオ。今から家に急いで帰るんだが父さん兄ちゃん運ぶのでリクオの手を引いて行くことができない」
「うん…」
「だがら俺の肩にしがみつくこと出来るな?」
「うん…分かった…お兄ちゃん大丈夫?」
『…』
「あぁ…大丈夫だ。」

リクオの声かけにも全く返事をしない。だがまだ微かに息があるんだ。絶対俺の子は死なせない。心配そうな顔をリクオを見ながら動く左手でリクオの頭を撫でた。動かない変わり果てた姿に息をするのも苦しいぐらいだ。まだ少しだけ暖かみのある体を抱き上げ、リクオを肩に乗せ、家に急いだ。

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ゆりかめ(プロフ) - ウタさん» そう言っていただけて嬉しいです。すいません、諸事情により更新出来なかったです。もし見ていらしたら今後ともよろしくお願いします (2019年2月10日 11時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - 渚果さん» 読んでいただきありがとうございます。返事遅くなってほんとに申し訳ないです。そう言って頂けると嬉しいです。もし、まだ見ていらしたら今後ともよろしくお願いします (2019年2月10日 11時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
ウタ - 本当に面白いです!だが、何故。何故ここで途絶えてしまった更新よ… (2018年10月8日 1時) (レス) id: 5d727cd1f1 (このIDを非表示/違反報告)
渚果 - 鯉伴大好き。リクオ愛してる。もう文章が頭ん中でアニメ化して悶絶してたよ← (2016年8月29日 20時) (レス) id: 604b4eb537 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - コーヒー豆さん» ありがとうございます!!そう言っていただけてとても嬉しいです!頑張ります!これからも宜しくお願いします! (2016年8月12日 15時) (レス) id: 3c24bb2dd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりかめ | 作成日時:2015年4月25日 15時

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