ぎゅうぎゅう ページ34
『はぁ…』
鳥も巣に帰る時刻
『轟君、手伝わせてしまいすみません。』
ザワザワと混みあっている駅のホームを立っている
電車はそろそろ来るだろう
「別に大丈夫だ。」
大丈夫なわけあるか。あんな量のプリントをホッチキスでとめるのなんて。
先生達に雑用を任され…否、パシられ不器用な私は轟君に助けを求めた。巻き込んでごめんね
心の中で謝っていると電車がきた
『』
「…混んでるな」
言葉を無くすくらい電車の中は人でぎゅうぎゅうだった
幸運なのか私達は電車の最後尾で、乗り込む客の列の1番後ろにいる
掴むところのない立ち位置ではなくドア側に
＿＿＿＿
『はぁ…』
それでもやはり窮屈であった。
今日は厄日なのだろうか。
はぁ…。
何度目か分からないため息をつく
すると電車は一層大きく揺れた
…！
轟君が人の圧に耐えきれず私の方に倒れ込むような形になった
咄嗟のところでドアに手をかける
私はと言うと轟君の胸当たりに顔を埋めてしまっている
…なんてことだ
抱き合う形ではないがたしかに密着している私達
必然と顔が赤くなる
「す、まねぇ…」
人の圧に耐えるのがきついようだ
軽くこちらをみて謝罪をする轟君。
『ふぃえ！ふぃびひあいえふらはい！』
いえ！気にしないでください！
口元が轟君の胸で塞がっているため上手に喋れない
電車は何かのトラブルで一時的に止まっているようだ
そして数分
徐々に圧迫感は無くなっていき何とか一息つける距離になった
ただし轟君の手はドア＿私の頭の横＿についている
…この体勢は、壁ドンというやつか
ぎゅうぎゅう詰めという状況だというのに私の頭はおめでたいのだろうか
慣れない行為。しかも好きな異性とだ。赤くならない方がおかしいと思う
心の中で必死に言い訳を述べる
ふと、轟君は苦しくないかと上を見上げる
「…っ！」
轟君もこちらを見ていたようだった
私と視線は絡み合ったがすぐに目を逸らした
轟君の顔も私に負けないくらい、真っ赤だった
苦しかったのだろうか
それとも＿意識、してくれているのだろうか
電車はまもなくして動き出した
『…すごく混んでますね。』
「…あぁ。」
【のまん：)様、リクエストありがとうございました！壁ドン要素が少なくて普通に密着している形となってしまいました。すみません。ですが私としては楽しく想像しながら書くことが出来ました！リクエスト本当にありがとうございました！】
ラッキーカラー
あずきいろ
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アパシー(プロフ) - 紫苑さん» コーディネーターは冬美姉さんですね！素敵です！！閲覧ありがとうございます！リクエストありがとうございます！お時間取りますので長々とお待ちください！ (2018年7月16日 17時) (
レス) id: 726516eb16 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 更新あったから見に来たら夢主恋心気付いてるぅ…！轟も早く気付け！←。お出かけシリーズに便乗して水族館デート何てどうでしょう？冬美姉さんに聞いて頑張って選んだ…何て萌えてしまうのですが(//∇//) (2018年6月24日 21時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
神月(プロフ) - マーブルメイプルさん» 了解です！リクエストありがとうございます！詳しく書いていただきとてもわかりやすいです！お時間取りますが長々とお待ちください！ (2018年6月23日 1時) (レス) id: 726516eb16 (このIDを非表示/違反報告)
神月(プロフ) - うさたまさん» ありがとうございます！ (2018年6月23日 1時) (レス) id: 726516eb16 (このIDを非表示/違反報告)
マーブルメイプル(プロフ) - 人は十分間見つめ合うと覚せい剤を吸っているみたいになるそうです。それを轟くんと夢主ちゃんにしてもらってください！結果は顔が赤くなるだけでいいです！！ (2018年6月16日 23時) (レス) id: 52b729484a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アパシー | 作成日時：2017年12月14日 6時
