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25 （R.F） ページ25
(F side)
俺が初めてAちゃんを見たのは
まだ5月くらいだったかな
部活が始まる前にマネージャーのミナちゃんと会話を交わして
バイバイと言って一人で帰っていく所をみた
顔がタイプだった？そうゆう訳じゃない
でも君を見た時 俺と似てる
そう思ったんだ
どこか空っぽで 辛そうで 心の底から笑えてない
そしてこの世界すべてに諦めてるような
そんな感じ
俺と同じなんだなあの子は
最初はそれくらいにしか思わなかった
でもその後もずっとあの顔が忘れられなくて
自分と似てる気がしたから、まるで今の自分みたいだったから
同情に近いなにかだったのかもしれない
でもずっと気になってた
君を見つける度目で追ってしまうようになって
いつしか俺が君を助けてあげたい
そう思うようになった
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作者名：さくら | 作成日時：2020年5月14日 7時
