6話 ページ6
チャームのお菓子をパクパクと食べる姿がなんともキュートで、このお客様大好き！と思っていた時に、ママから奥にいる5人くらいのお客様の席につくように指示があった。
「また、後で戻ってきますから！」
「はいはい、後でね」
すっかり打ち解けてくれたソクジンさんはひらひらと手を振ってくれた。優しい笑顔〜！素敵〜！
次についた5人組のお客様は、なんとも言えない笑いのツボをお持ちで、私はついて行けずにずっと愛想笑いをしていた。
「Aちゃん！飲んでる？」
「はいっ！頂いてますよ！」
「もっと遠慮せずに飲んでいいからね！」
…ではお言葉に甘えて、おしゃべりの代わりに飲ませていただこう。
お酒を作るのはスタッフである女性の仕事なので、もちろんこの席で頂く飲み物も私は自分で作る。
なので、お客様の目を盗んでお水のお水割りを作らせていただいた。
よく分からないお笑いのセンスで白熱するトークに、愛想笑いと相槌をしながらお水を飲んでやり過ごしてみる。
そういえば、今は何時だろう。
このお店に掛け時計はない。カウンターの内側、お客様からは死角になるスペースの両端に置き時計が置いてある。
キリがいい時に時間を確認していないと、ママは全員の終電までの時間を逆算してチェックなんてしてくれないので、すっかり終電を逃しちゃった！自分で足を探さないと！なんてことになる。
いけない、目の前のお客様の話聞いてないわ。
時間を気にしすぎてソワソワしてしまう意識を1番手前のよく喋るおじ様に向ける。
すると、わずかに残されたカウンターへの意識に、違和感。
チラッと目を向けると、ソクジンさんが私を見ていた。と思った瞬間、バチっとウインク。
思わずビクついて肩が上がる。からかわれたの？
ソクジンさんはもう何事もなかったかのように正面を向いている。ヤバ、なになに、ソクジンさんって何？お恥ずかしながらドキドキしちゃったんですけど。
…このままじゃ余計に上の空になっちゃうよ。
頭の中を埋め尽くしたはてなを全て無いものみたいにスルーして、なおもよく分からない5人の会話にようやくログインした。
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七(プロフ) - suuuさん» はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！（ ; ; ）更新頑張りますのでよろしくお願い致します〜！ (2019年5月18日 16時) (
レス) id: fe0f850a86 (このIDを非表示/違反報告)
suuu(プロフ) - はじめまして♪凄く素敵なお話なので引き込まれて一気に読んでしまいました。続きを楽しみにしています^ ^ (2019年5月14日 20時) (レス) id: d89ec2794d (このIDを非表示/違反報告)
七(プロフ) - Appleさん» えぇーー(/ _ ; )めっちゃ嬉しいですー！ありがとうございます！！ (2019年4月4日 7時) (レス) id: fe0f850a86 (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新ファイティン！ (2019年4月4日 0時) (レス) id: 075ced9f09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七 | 作成日時：2019年4月3日 16時
