ラグ「意味がわかると怖い話……」ライ「作者の奴、ついに手を出したのか……」 (ページ15)

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イグ「それでは、【ロウソク】について話しましょう… ページ15

セル「何作ってるの？」

リック「ロウソクを作っているんだ」

毎日繰り返される、いつもと同じ会話

妹のセルは毎日同じことを聞いて、兄のリックは、毎日同じ回答をする

いつもと同じで、何一つ変わらない

ある日のこと

セル「何作ってるの？」

リック「これからロウソクを作るんだ」

セル「……そうなの？てっきり、今日もロウソクを作ってるんだと思っちゃったよ」

リック「今日は、ロウソクに色をつけようと思ってね」

セル「へー」

リック「…興味、なさそうだね」

セル「…あたし、白いロウソクの方が好き」

リック「そうなのかい？セルは、赤が好きなんだと思ってたよ……
　いつも通り、白いロウソクを作ることにするよ」

セル「…赤？あたし、赤は嫌い」

リック「そうなのかい？知らなかったよ
　前に、血を見て笑ってたから…」

その数日後

メリダ「セル、リックはどうしたの？」

セル「…さぁ？」

メリダ「リックの意思でもついで、ロウソク作ってるの？」

セル「うん…
　リックお兄ちゃん、色のついたロウソクを作りたがってたから…」

メリダ「なんで赤なの？」

セル「お兄ちゃんの色だから」

セルは友人のメリダにそう告げて、その場から立ち去ったそうです」

ラグ「…イグ、僕らが持ってるロウソクが赤い理由は……」

イグ「……(＾－＾)」

ライ「……」