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27時間目 サイド無しですよ! ページ43

黒板に書かれたのをノートに写す音が聞こえる。
話し声など聞こえない。

「………。」

ここは教室。授業参観の真最中。

そんな中シアは、右隣の机を見た。
誰の机でもなく、誰も使わない、誰も座らない。
その席は先生の前で、1番クレランス(アコール先生の授業のみ)を受けやすい席。
誰もが嫌がる席だった。

「(どうして……どうして誰かがいた気がするの?この席は誰もいないことがわかっているのに……。 この席には、人がいた気がする。あたしにとって、特別な存在の……。)」

「シアさん?大丈夫ですか?」

「えっ?!……すみません、考え事をしてました。」

「今は授業中です。考え事は、後にしてくださいね。」

「はい……。」









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ここからシアサイドです。

気づけば、放課後の教室に残されていた。
あたしの他には、誰もいない。

「……気になる。」

右隣の机。

ここには、誰かがいた気がする。

同級生?幼馴染?歳下?歳上?

わからない。
でも、これだけはわかる……とゆうか、そんな気がする。

私に関係がある。
いつも一緒だった気がする。

この席には、いったい誰が……。

「おーい!シアー!」

「……!クルー。何か用?」

「何か用?じゃありませんわよ!」

「フィグ、こんな些細な事で怒ることはないと思います。」

「フィグ、アーク、クルー、あたしの右隣の席、誰かいなかった?」

「はぁ?その席は、誰も使ってないじゃないか!」

「そうですわよ!シア、しっかりしなさ……い?」

「……本当に、誰も使わない席でしたっけ?」

「何かが、何かがひっかかるの……。」

「あー……言われてみれば、何かがひっかかるな。」

沈黙。
4人は、何かを思い出したようだった。

「私、学年1番で有ってましたっけ?」

「もう一人、男子がいた気がする……。」

「人気者がいた気がしますわ。」

「あたし、一人っ子じゃなくて、兄妹がいた気が……。」

繫がってゆく記憶。

浮かび上がる人物。

「「「「あ」」」」

「お、俺、何でアイツの事忘れてたんだ?!」

「ここにいない……家にはいなかった……。」

「いったい何処に……。」

「……考えていても仕方がねえ!ですわ!探しに行きますわよ!ティグを!」

28時間目 再び(人1)サイドですよ。→←26時間目 (人1)サイドです。いつまで続くんだよ。



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たーどん(プロフ) - とても面白くできていました!私、たーどんの 彼らの未来【ぷよぷよ】も読んでみてください! (2021年6月8日 5時) (レス) id: b6e4fcadf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハムにゃん | 作成日時:2014年11月2日 19時

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