こち未来！【ぷよぷよ】第一巻 (ページ25)

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15時間目　寝不足気味ページ25

残り3日屋上にて

「……ティグ、目の下にクマができてますわよ。」

「あー……負けられない理由が出来たんだよね。」

結構フィグって、気づくの早いんだよな……。
あ、今は弁当食べてます。

「お！ティグの弁当、だし巻き卵あるじゃん！」

「クルー、勝手に持ってくな。それに食べたし、唐揚げよこせ。」

「ティグ、ウインナー貰うわよ。」

「シア、どさくさに紛れて持ってくな。コロッケよこせ。」

おかず争奪戦発生。被害者は僕だけなんだよな……。
いつもの事だけど、フィグとアークは二人で食べてるし。
てゆうか、なんでシアとクルーは僕のおかずをめぐって争うのかなぁ？
迷惑この上ないよ……。

「もーらい！！」

「あっ！この野郎！！」

ヤバイ、クルーにシアのコロッケ取られた。
しかも箸から。箸で持ってるものまで持ってくとか……ホントやめて欲しい。
僕はクルーの弁当箱から、手のついていないミニハンバーグ2つを強奪し、口に放り込んだ。

「これでおあいこ。」

そう言って、僕は教室に戻った。
勉強しないとヤバイ訳だし。

ゆの……湯乃化A。
どうゆう奴かは知らないけど、僕からしたら非常に迷惑！！
丁度階段。あと2つ階段を降りれば教室。

「ティグですよね？」

「………誰？」

「私、湯乃化Aです。」

……コイツか。

「あのさ………挑戦状の事だけど、僕からしたら迷惑なんだ。」

「諦めろとでも？」

「それ以外に何があるとでも？てっきり両思いだと思ってた？
悪いけど僕、好きな人いるし、そもそも湯乃化Aなんて知らないんだけど。」

「わ、私を知らない？！
1学年で、別名アリス。学年のアイドルである、この湯乃化Aを知らない？！」

「あのさぁ………1ｰAは1番別クラスの話が少ないんだよ？
オタクとかいるけど、学年の誰が人気のとか、Bに学年アイドルがいるとか、
Cに学年最下位がいるとか……そういう類の話、一切ないに等しいんだよ？
君って馬鹿なの？1ｰAが、1番別クラスの話を知らないって有名なの。」

「うっ……。」

「それじゃあ、僕は勉強しないといけないからここでおいとまさせてもらうよ。」

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学年アイドルってのは自称です。
本人がそう思い込んでいるだけです。
別名ってのも、本人の思い込み。
湯乃化Aは自信過剰でナルシストなんです。
湯乃化Aちゃんは、思い込みがかなり激しいです。
残念キャラ。