四十一話:忠実 ページ43
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？「あれっ？おーい大先生やん！シャオロンまで！なにしてるんー！！」
こちらに気づいたようで、大きな声を出しながらブンブンと大きく片手を振っているのは短い金髪の男だ。かなり離れているはずなのによく声が通る。
ダイナミック窓拭きのように腕を振り回して走って近づいて来る彼に思う。またキャラ濃いのがきたよ。
発言からしてこいつらと顔見知りなのだろう、それもしかもかなり親しそうに見える。シャオロンは普段どんだけキャラ渋滞してる中で息してるんだと突っ込みたくなった。
いやそういえば俺も周りに居たわなかなかキャラ濃い奴ら。ゴリラとゴリラとゴリラが。
sha「あ！！シッマ聞いてくれ！！こいつ俺の副隊長ナンパしたんやけど！！！」
ut「未遂！！！まだ未遂やから！！！！」
sha「アウトじゃボケェ…！！」
？「マジかぁ！？アーッハッハッハッ！！尖ってんな大先生！！ええぞぉ！！」
貴「どこがいいの？？？」
もう会話が疲れた。新入りが混ざった事で耳も疲れた。この子の声ものすごく頭に響くんじゃあ……ロボロといい勝負である。
ご苦労なことに遠くから軽快に足を運ばせてきた彼。晴れ渡った空をそのまま閉じ込めたような美しい目には、見覚えがあった。
貴「…あれ、お前…。」
？「ヒィ、腹いてぇ………ん？ェ、アﾞッ！？！？A…副隊長…！？！？」
目尻に溜まった涙を指で拭っている彼に声をかければ、目が合う。そして次の瞬間には悲鳴をあげ、一瞬で姿勢を正した。
？「オッお疲れ様です！！」
貴「…コネシマ・アパレル…？？」
kn「あ、ちっす！！コネシマ・アパレバリーっす！！お名前覚えていただけて光栄ですちっす！！」
ut「いや覚えられてない覚えられてない」
鋭くツッコミを入れたシワスーツのウツ・レイラー。そちらに視線を向けていれば、あ、僕ですぅ鬱ですぅとへらへら笑った。大先生というのは愛称らしい。
sha「エッ！？ちょ、A副隊長なんでコイツと知り合いなんですか！！」
貴「なんでって…中距離部隊と近接部隊は時々交流があるからな。この前やったろ？合同訓練。」
眉根を寄せてそう説明すれば、大層不満といったように頬を膨らませた。怒り方に女子力。
コネシマは他の部隊の隊長や副隊長には反抗的な態度を取るらしいが、俺の前では一切そんな様子が見えない。
どうやってあいつ手懐けてんすかと中距離部隊の副隊長に相談されたのはまだ記憶に新しいことだ。
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傘木わう(プロフ) - ピースさん» ご協力ありがとうございます、よろしくお願いします！！ (2022年5月8日 19時) (
レス) @page48 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 検索避け!そうでした,ごめんなさい次から気をつけます (2022年5月6日 8時) (レス) id: b650542de4 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます！沢山の人と絡ませたいあまりにどんどんとキャラを出しています…検索避けにご協力くださると嬉しいです！親しい仲には気を抜いてしまう系男子です、ぜひ！！！ (2022年5月5日 19時) (レス) @page47 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 更新お疲れ様です！エミさんがでてきましたね！初期のような敬語ではなく、崩しているのが完成度高杉くん、、惚れていいですか？ (2022年5月5日 0時) (レス) @page47 id: 3795c39556 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - 三日月さん» わ、コメントありがとうございます！！皆あまりすぎる褒め言葉いただけて光栄です…！！応援ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年4月25日 22時) (レス) id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘木わう | 作成日時：2022年4月4日 0時
