三話:遭遇 ページ5
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武器庫の中に入れば、電気がついていることに気がついた。どうやら先客がいたようだ。
違う隊の隊長かもしれない。上司を前に(まだ前ではない)挨拶を後回しにするなんてことは兵士としてあるまじき行為のため、先に挨拶をしておこうと辺りを見回した。
ぐるぐると見てみるが、武器庫はなかなか広いためすぐには見つからない。人の気配がする方へ歩いていけば、そこでようやく人影を見つけた。堅苦しい軍服に身を包んだ、赤いマフラーの男とブロンドの髪の男。
貴「あ」
「「あ」」
声が漏れたのはほぼ同時であった。向こうもこちらの気配に気づいたのだろう、振り返って視線が交わった瞬間空気が凍った。
場が滞って数秒。先に動き出したのは彼らだった。
ピストルでもなったのかというほど息ぴったりの完璧なスタートダッシュ。その二人がこちらに向かって突進してきているのを理解して自分も慌てて踵を返すが、まもなく捕まった。いや捕まったというより強烈なタックルを食らった。
？「おいおいAさんやん？？やけに元気そうやなぁ…！！」
？「いや〜手紙返ってこないからてっきりそこらでくたばったんかと思いましたわぁ〜、で？？言い訳なんて聞かないんでそのまま死んでもらって、どうぞ。」
貴「だァァァ痛い痛い痛い！！！グルッペン苦じいがらはなれろ！！！！トントッ、トントン！！腕折れる！！！」
？「最後に遺す言葉はそれでええんやな？」
貴「悪かったです俺が悪かった！！ｲﾔｰｰｰｰｰｰｯｯｯ!!!」
はっきり言おう、カオスである。こんな筈じゃなかったんだ。
目の前の大男二人組…グルッペンとトントン。
こいつらとは訓練兵時代からの仲、いわば同期である。
現在こいつらは親衛部隊、俺は近接部隊と所属こそ違うが、未だ文通を交わす仲だ。訓練兵時代はこいつらと切磋琢磨して苦楽を共にした。故に切っても切れない絆というものがある。
俺、グルッペン、トントンの他にもう一人同期がいるのだが…その話はまた後にしよう。
前述した通り現在は所属が違うためなかなか会うことができず文通のみになっていたのだが、つい最近、グルッペンやトントンから送られてくる手紙に返事ができていなかったのだ。理由？新兵の確認書類が多すぎて寝る間も惜しんで雑務してたからです。夜の夜景は私たちが作っています。
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傘木わう(プロフ) - ピースさん» ご協力ありがとうございます、よろしくお願いします！！ (2022年5月8日 19時) (
レス) @page48 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 検索避け!そうでした,ごめんなさい次から気をつけます (2022年5月6日 8時) (レス) id: b650542de4 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます！沢山の人と絡ませたいあまりにどんどんとキャラを出しています…検索避けにご協力くださると嬉しいです！親しい仲には気を抜いてしまう系男子です、ぜひ！！！ (2022年5月5日 19時) (レス) @page47 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 更新お疲れ様です！エミさんがでてきましたね！初期のような敬語ではなく、崩しているのが完成度高杉くん、、惚れていいですか？ (2022年5月5日 0時) (レス) @page47 id: 3795c39556 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - 三日月さん» わ、コメントありがとうございます！！皆あまりすぎる褒め言葉いただけて光栄です…！！応援ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年4月25日 22時) (レス) id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘木わう | 作成日時：2022年4月4日 0時
