三十八話:亡霊 ページ40
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貴「………なんだ、ただのホコリか。」
？「えっうせやん？？頭のてっぺんから足の爪先までどこからどう見ても人間やん？？」
貴「すまんがミイラくん。おうちに帰ってもらえるかな？」
？「ミイラは正直否めない。」
昨日まで血でべちょべちょで虫の息だった人間が一日で復帰しました、なんて言われれば濃厚になってくるのは幽霊説である。
俺に霊感があったなんて…と驚いていれば、目の前の彼に「俺死んでない言うとるやろ塩投げてみ？？」といい笑顔で食塩渡された。幽霊とか関係なくこいつの思考回路が怖い。
しかしいただいたからには彼の願いを叶えてやろうと控えめに塩を撒けば、どうやら擦り傷の傷口に塩が入ったらしく痛い痛いと騒ぎ始めた。…え、幽霊確定演出やん。
貴「やっぱお前……。」
？「お前っ…よくもっ…！！」
貴「え俺が悪い？？俺が悪いこれ？？」
涙目で訴えてくる彼に動揺が隠せない。目の前の彼を化け物を見るかのような目で眺めて数分漫才のようなものを繰り広げたが、次の瞬間、廊下の奥から弾丸のようにこちらに向かって走ってくるオレンジ色の物体が見えた。
何かを察した俺は、未だ悶絶している彼に、彼の後ろを指差してにっこりと笑ってやる。首を傾げた彼は後ろを振り返＿＿＿る前に、何かによってガッチリ固められた。
rb「ゾ〜〜〜〜ム〜〜〜〜〜？？？？？」
zm「あっ、おうロボロ！久しぶっ………あ！これ俺死ぬやつや！！」
そう、オレンジの物体…もといロボロである。
ロボロの声を聞いて嬉しそうに笑ったゾムだったが、その表情のまま自分の未来を悟った。
そして直後、ゾムは寝技を決められ見事にロボロに組みつかれていた。綺麗な三角締を決められたゾムの腕からは、ミシミシと骨の軋む音が聞こえてくる。え、ロボロさんやりすぎじゃない？？一応彼病人……。
rb「なんで医務室抜け出してるんですかねぇ。なぁ、説明してくれん？なぁ？？」
zm「いやっちゃうねん、昨日この人助けてくれたからお礼言いに行こうとしてってアーーーー！！！！痛い！！！ギブ！！！！」
さて、この痛ましい現場を見せつけられている僕はどんな心境でこれを見ていればいいのでしょうか。
とりあえず巻き込まれたくないので退場していいですか？？
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傘木わう(プロフ) - ピースさん» ご協力ありがとうございます、よろしくお願いします！！ (2022年5月8日 19時) (
レス) @page48 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 検索避け!そうでした,ごめんなさい次から気をつけます (2022年5月6日 8時) (レス) id: b650542de4 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます！沢山の人と絡ませたいあまりにどんどんとキャラを出しています…検索避けにご協力くださると嬉しいです！親しい仲には気を抜いてしまう系男子です、ぜひ！！！ (2022年5月5日 19時) (レス) @page47 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 更新お疲れ様です！エミさんがでてきましたね！初期のような敬語ではなく、崩しているのが完成度高杉くん、、惚れていいですか？ (2022年5月5日 0時) (レス) @page47 id: 3795c39556 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - 三日月さん» わ、コメントありがとうございます！！皆あまりすぎる褒め言葉いただけて光栄です…！！応援ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年4月25日 22時) (レス) id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘木わう | 作成日時：2022年4月4日 0時
