二十八話:情報 ページ30
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その後オスマンと一言二言交わして別れる。インカムを一度ロボロからスティーブ隊長に切り替えて任務が入ったことを知らせれば、把握したとの返事が返ってきた。
あの人は部隊の指導には熱を入れてくれる人だからな、その点は信用している。…しごかれすぎて新兵がくたばっていないといいけど。
自室に向かいながらインカムを再度切り替えてロボロと繋ぐ。詳細を頼むと言えば、紙面を読み上げるいい声が鼓膜を揺らした。
rb『場所は近接部隊の担当区域である西の街で、山賊が昨夜出たらしい。被害は二件、どちらも一人暮らしの老人の家で被害者は死んどる。強盗殺人やなぁ。』
貴「でもおんなじ場所に2回も来るかぁ？」
rb『それはー、わからん！！』
貴「おいこら。」
途端に若干いい加減になったロボロに無性に中指を立てたくなった。なんだこいつ。
一応寝泊まりとかするかもしれないし、荷物は多めに持っていこう。
馬車の手配は？と聞けば勿論できていると心強い返事が返ってきたため、荷物も多少多くても大丈夫だろう。
動きやすい服に着替え、剣を腰に刺し軍隊のバッジをつけて部屋を出る。さて、この部屋には何日後帰ってくるだろうか。
外に出てさらに門を出れば、そこに馬車が止まっていたため乗り込む。任務にはあと二人近接部隊古参兵の誰かが来るらしいが、支度が遅れているらしい。
西の街まではなかなか距離があるし、今出ても日没に間に合うかといったところだろう。先に俺一人で行けとロボロから命令が出たので、人使い荒い奴しかいねぇなと呟きながら馬を出してもらった。
rb『そういや西の街っつったら、そこ付近でゾムが任務に行ってたな。』
貴「ゾム……あー、暗殺部隊の。」
オスマンが暗殺部隊の新兵の中では一番の実力者と謳っていたが、実を言うと俺は彼と面識がある。…二、三回顔を合わせた程度だが。たしか、ロボロの幼馴染で同い年だったはずだ。
同い年なのに入隊時期がずれた、と言うのも少し変わった理由があって…
ロボロがまだ軍学校にいた時、ロボロの教官のパソコンがハッキングされたことがあったらしい。機械に強かったロボロがハッカーと戦っていたところを軍学校の様子を見にきていたイケメン兵(俺)に見つかり国王に報告をしたところ、その後直々にスカウトされたためロボロの方が入隊が早くなったということだ。
色々な偶然が重なって、信頼が厚い情報部隊に入れたのだ。こいつはもっと俺に感謝したほうがいい。
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傘木わう(プロフ) - ピースさん» ご協力ありがとうございます、よろしくお願いします！！ (2022年5月8日 19時) (
レス) @page48 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 検索避け!そうでした,ごめんなさい次から気をつけます (2022年5月6日 8時) (レス) id: b650542de4 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます！沢山の人と絡ませたいあまりにどんどんとキャラを出しています…検索避けにご協力くださると嬉しいです！親しい仲には気を抜いてしまう系男子です、ぜひ！！！ (2022年5月5日 19時) (レス) @page47 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 更新お疲れ様です！エミさんがでてきましたね！初期のような敬語ではなく、崩しているのが完成度高杉くん、、惚れていいですか？ (2022年5月5日 0時) (レス) @page47 id: 3795c39556 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - 三日月さん» わ、コメントありがとうございます！！皆あまりすぎる褒め言葉いただけて光栄です…！！応援ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年4月25日 22時) (レス) id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘木わう | 作成日時：2022年4月4日 0時
