十五話:呼名 ページ17
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貴「よし、こっちは見終わった。そっちは？」
sha「待ってくださいね、あと…あと少しです……！」
俺とトイフェルで確認できていない木剣の確認を続けて約十分。どうやら俺の方が先に終わったため、立ち上がって背筋を伸ばした。肩がバキバキと鳴った。俺の身体大丈夫か？？
sha「…… はい！確認、全て終わりました！」
トイフェルの方の進行度を聞けば、俺の方を一度見上げたあと焦ったようにスピードを上げた彼。手伝ってくれるだけでもありがたいのに…本当にいい子だな…と孫を眺める祖父の気持ちを抱いていれば、全て確認し終えたトイフェル。有能。
貴「トイフェルのおかげで時間内に余裕を持って終わらせることができたよ、本当に助かった。」
感謝の気持ちを込めながら未だ地面に座り込むトイフェルに手を差し伸ばせば、彼は目を見開いたあと俺の手をがっちり掴んで立ち上がった。
うん、すごい遠慮がない。普段から鍛えている俺でもちょっと身体持っていかれた。別に転んだりしてないしいいんだけどね？？
sha「いえ！自分がやりたいと思ったことをしたまでですので！というわけで俺のことぜひシャオロンって呼んでください！！」
貴「あれさっきまでなんの話してたっけ？？」
しかし突然の話題変換。おっと雲行きが怪しくなってきた、もしかして君も常識とはかけ離れてる系男子？グルッペン達的な。
文脈？そんなの知ったこっちゃねぇと言った様子のトイフェルが俺の両手をぎゅうぎゅう握りながらこちらを見つめてくる。流石に驚きすぎて素が出た。
sha「俺、軍ってもっと殺伐とした空気の場所やと思っとったんやけ…ですけど！！副隊長！！いい人ですよね！！！」
貴「自分から悪い人ですとは言わないけどさ…？」
sha「俺、A副隊長に！！名前で！！呼んでほしいです！！！」
貴「うんまぁいいけど…そんな全力になる…？？？と、とりあえず声のボリューム落とそううるせぇから。」
sha「ハイ！！！！！！(ウルトラビッグボイス)」
貴「うん耳聞こえてるかな？？大丈夫かな？？」
前言撤回、どこがいい子ちゃんだ。元気が良くて明るい好青年だと誤解した俺が馬鹿だった。蓋を開けてみれば話通じないゴリラじゃねえか。
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傘木わう(プロフ) - ピースさん» ご協力ありがとうございます、よろしくお願いします！！ (2022年5月8日 19時) (
レス) @page48 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 検索避け!そうでした,ごめんなさい次から気をつけます (2022年5月6日 8時) (レス) id: b650542de4 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます！沢山の人と絡ませたいあまりにどんどんとキャラを出しています…検索避けにご協力くださると嬉しいです！親しい仲には気を抜いてしまう系男子です、ぜひ！！！ (2022年5月5日 19時) (レス) @page47 id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 更新お疲れ様です！エミさんがでてきましたね！初期のような敬語ではなく、崩しているのが完成度高杉くん、、惚れていいですか？ (2022年5月5日 0時) (レス) @page47 id: 3795c39556 (このIDを非表示/違反報告)
傘木わう(プロフ) - 三日月さん» わ、コメントありがとうございます！！皆あまりすぎる褒め言葉いただけて光栄です…！！応援ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年4月25日 22時) (レス) id: c70dfcf180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘木わう | 作成日時：2022年4月4日 0時
