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｢ここはホールだよ。Aちゃんはホールだったっけ？ 机の番号も教えとくねぇ〜｣
｢ここはキッチン〜。伝票はここに吊るすの。それでぇ、完成した料理はここに置かれるから、お席まで持って行ってねぇ｣
｢ここが事務室ね。出勤と退勤の時はこのタイムカード押さなきゃだめだよ〜｣
｢更衣室はここ〜。貴重品はロッカーに入れて、ちゃんと鍵を閉めて。盗まれちゃうかもしれないからねぇ｣
｢すぐには覚えなくても大丈夫〜、どうせそのうち嫌でも覚えるからさ〜｣
｢な、なるほど……!!｣
ダンデちゃん先輩、めちゃくちゃいい人でした。すみません。
相変わらず、間延びした気の抜けるような口調は変わらないが、第一印象に感じていた程彼は変な人ではなかった。むしろ案内するだけと頼まれていたはずなのに、業務の大まかな流れや用具の使い方など、こちらが聞かなくても説明してくれる彼はとてもしっかりとしたいい先輩だ。
＿＿＿＿身長も高いしスタイルもいいし髪も綺麗だし、なんだか女としてダンデちゃん先輩に何もかも負けている気がする。
案内も終わったのでもう一度ホールへ戻ってきた。
｢案内するのはこんなもんだねぇ。あとなにかすることは……｣
｢制服の採寸は終わりましたか？｣
｢ひょ｣
突然、メジャーを手に持った長身の男が現れた。
＿＿＿＿オクタの寮生は後ろから急に現れるのが好きなのか。そしてみんな身長はアホ程高くなければいけないっていう決まりでもあるのか。
｢そ〜、それぇ。ありがとうジェイドちゃん〜｣
｢いえいえ、アズールから伝え忘れていたと言われたので来ただけですよ。そちらは新しいアルバイトの……Aさん、でしたよね？｣
｢うん。A・スマータリアスちゃん。可愛いでしょぉ｣
ダンデちゃん先輩に背中を押され、ずいっと前に出させられる。やめて、2人に挟まれると惨めだからやめて。
首が痛いのを我慢しながら相手を見上げると、ジェイドちゃんとちょうど目が合った。
＿＿＿＿あ、この人オッドアイだ。すごい。
｢＿＿＿＿あとは僕に任せて、ダンデは開店準備のほうに行って貰えませんか？｣
｢おっけぇ〜。またねぇ、Aちゃん｣
｢え｣
副寮長と2人きりですか＿＿＿＿＿＿＿＿??
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茜(プロフ) - 与太話さんおかえりない！！更新楽しみに待たさて頂きます (3月24日 1時) (
レス) @page40 id: 6b9c28a133 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 何度も繰り返し読み返しては、ゲラゲラ笑わせていただいております！またいつか更新かかるといいなぁ (11月21日 15時) (レス) @page40 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 殿堂入り？！すげー！！絡ませるの難しいですがチェーニャと絡ませて頂ければ嬉しいです！ｱｯ、イデア氏も… (2022年2月1日 12時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！ふわ〜！！えっ神作過ぎません⁇作者様ホントに人間ですか？えっ文才の神様だったりしません⁇私と比べたら月とスッポンどころか宇宙とそこらへんのゴミですよ、、、天才すぎる、、、更新楽しみにしてます！ (2022年1月4日 18時) (レス) @page39 id: c0c52854c4 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - ケイト先輩の夢主?の前では素を出してる感じ好きです！なんか闇ありそうだし続き楽しみ！ (2021年12月27日 2時) (レス) id: cff29dd65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：与太話 x他1人 | 作成日時：2021年10月26日 21時
