束縛魔～Takeru.S～2 (ページ14)

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突然環奈のケータイが鳴った。

「ごめんちょっと出るね！…はい、はい、あ、そうなんですね！分かりました！はーい！」

手短に話を済ませると、環奈は忙しそうに自分の荷物をまとめた。

『どしたの？』

「この後すぐ別の撮影が入っちゃって！急がないとなの！じゃあ私は行くね、A今度ちゃんと遊ぼ！神木くんもお疲れ様ー！」

バタバタ廊下を走って環奈は行ってしまった。

『……』

「……」

この前のキスのこともあり、少し気まずい空気が流れる。

言葉を探していると、ふとある事に気がついた。

『隆之介、今日誕生日じゃない！』

「え？あ、そうだ、！」

急に私が叫んで、隆之介は鳩が豆鉄砲をくらったように驚いている。

『おめでとうー！！』

「ああっ、ありがとう！こんな所で(笑)」

『それはごめん(笑)』

隆之介もスタジオから荷物を取ってきて、一緒に廊下を歩く。

『プレゼント、何が欲しい？プレゼントくらいなら、健にバレないように渡せるし』

「そりゃあもちろん、Aでしょ！…なんちゃって…(笑)」

『もう、やめてよ(笑)』

「じゃあさ、プレゼントなんていいから、せっかく今会えたんだからこれから2人で出かけない？」

『2人で？いいけど…。』

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神木さんお誕生日おめでとうございます*_ _)
なんか無理やり誕生日編に繋げた感じですがお許しください*_ _)