【文スト】文豪観察報告書・参【短編集】

祝福のメシアとアイの塔 を歌ってみた ※まっちゃみるく様リクエスト ページ7

中島敦


「どうやって歌ってるんですか？」

所々声が重なるパートも完璧に歌いきった貴女。
彼はそれを見て、どうやって声を重ねているのか不思議に思ったようです。
目をきらきらさせて、可愛いですね。




太宰治


「Aちゃん、神様はいると思うかい？」

神様に関する歌詞が多く出てくるこの歌を聴いて、ふと彼は問いました。
なぜそう聞いてきたのかは分かりません。
でももしかしたら、彼が自 殺願望を持っていることに関係があるかもしれませんね。




江戸川乱歩


「神様なんてこの世にはいなーいの！」

彼はそう断言して、貴女の口に駄菓子を突っ込みました。
貴女の大好きないちごのキャンディです。
まあ神様より彼の方が強そうですし、問題ありません。




芥川龍之介


「命を代償に楽園を守る...か」

彼はそう言うと愚者め、と笑いました。
そう思うのも当然かもしれません。
彼にとっては、楽園は自分の力で守り抜くものですから。




中原中也


「羊.......か」

歌詞から昔のことを思い出した彼は、いつもは絶対に見せないような辛い表情をしていました。
まだ序盤ですから、今のうちに歌を辞めた方が良さそうです。
裏切り、の歌詞は彼には辛いかもしれませんから。




森鴎外


「途中で視点も変わっている。人間心理を表現しているねえ.....」

歌詞をきちんと聞いた彼は、そう言いました。
エリス嬢も珍しく手を止めて貴女の歌を聴いています。
こういう所は似ているのかもしれませんね。




夢野久作


「〜〜〜〜♪」

彼は貴女と一緒に歌い始めました。
被さるパートを歌ってくれて、座敷牢に二人の声が響きます。
実は少しづつ練習していたんですよ。




フョードル・ドストエフスキー


「面白いです、やはり完璧ではつまらない。少しの欠点が世界を面白くしているのかもしれません」

そう言った彼は、ニヤリと笑いました。
彼らしい発想ですね。
でも、貴女もその考え方に少しずつ染まってきているかもしれません。

瀕死状態の文豪に初対面夢主が「もしもーし、大丈夫ですか？」と言って怪我を治療してあげてみた　＊まっちゃみるく様リクエスト→←孤児を養っていたのが文豪たちにバレてみた ※アオユリ様リクエスト

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