【文スト】文豪観察報告書・弐【短編集】

夢主が人を襲った理由が同じ孤児院の子供たちにご飯を与えるためであってみた ※とり様リクエスト ページ33

※前回の続きです



中島敦


「孤児院の.......そういう事だったんですね」

彼は貴女と同じ孤児院という環境で育ったので、貴女に少し同情しました。
しかし彼は、孤児院の子供たちに悪者扱いされ利用されていたので、複雑な気持ちです。
でも彼は、周りを説得しようとしてくれますよ。




太宰治


「なるほど...他の子達のためにやっていたのだね」

彼は納得すると共に、貴女を救う側になろうと決めました。
彼は貴女のことをちゃんと救って面倒を見てくれますよ。
もしかしたら孤児院の子供たちにも、ご飯を与えてくれるかもしれません。




江戸川乱歩


「うん、まあそうだろうとは思ってたよ」

彼はそう言うと、どうしたら人を襲わずにご飯を得られるか教えてくれました。
そして、探偵社員への斡旋もしてくれます。
彼にみつけてもらえて良かったですね。




国木田独歩(ゲスト)


「そうか.......そういうことなら宛がある。着いてこい」

彼はそう言うと、貴女が効率的にお金を稼げる就職先を教えてくれました。
そこでの仕事に慣れるまでは、面倒も見てくれます。
内心では、今までの二の舞にならなくて安心していますよ。




芥川龍之介


「そういうことなら、それを持っていけばいいだろう」

そう言って、先程渡してくれた食料を指した彼。
彼はそれからも、少しずつ食料を分けてくれます。
実は結構優しいんです。




中原中也


「なるほどな.......よし、手前食料が欲しいンだったな？」

そう聞いた彼は、手持ちの資金の一部でたくさんの食料をくれました。
五大幹部ですから、それくらい屁でもない出費なんです。
彼が優しくて良かったですね。




森鴎外


「ふむ...........その孤児院はマフィアが持ってる所だねえ。環境があまり良くないか。こちらで対処しよう」

そう言った彼は、部下を呼んですぐに孤児院の経営を立て直させました。
対価は、貴女がマフィアに入ることです。
お互いに利のある解決策ですね。




夢野久作


「孤児院の...それじゃあ仕方ないね.............いいなあ、誰かと一緒にいられて」

貴女の事情を知ると、貴女のしていたことを見逃してくれました。
しかし、いつも一人でいる彼には、少し貴女が羨ましかったようです。
今度、孤児院の子供たちと一緒にご飯に誘ってみましょう。

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