【文スト】文豪観察報告書・弐【短編集】

夢主がいつも笑っているけど怒っていて「私は怒っていますよ。最愛の姉を惨殺されたあの日から、だけど少し疲れてしまって」と言ってみた ※honey様リクエスト ページ15

中島敦


「疲れたなら、休んでもいいんじゃないですか？」

いつもヘタレな彼。
しかし貴女の言葉を聞いて、笑いながら言いました。
彼は貴女がずっと気を張っているのではないかと、心配してくれていたんですよ。




太宰治


「ずっと怒っているのは疲れるだろう？たまには休むといい」

彼はそう言うと、貴女の頭をそっと撫でました。
いつになく優しい顔をしている彼。
たまには国木田さんも休ませてあげて欲しいですね。




江戸川乱歩


「知ってたよ。ずっと怒ってることくらい」

彼はそう言うと、お菓子をひとつくれました。
知っていても止めなかったのは、貴女の意思がそれだけ強いと知っているからです。
でも今だけは、彼と一緒にお菓子を味わってもいいんじゃないでしょうか？




芥川龍之介


「一人で背負うには重いだろう...僕も一緒に背負ってやる」

彼はそう言うと、背を向けて歩きだしました。
彼なりの慰めなのです。
背を向けたのは照れ隠しですよ。




中原中也


「俺の前でだけは、嘘とか無くしていいんじゃねえの？」

遠回しですが、彼の前では嘘の笑顔をやめろという意味のようです。
彼はたとえどんなに重たい復讐心も、ちゃんと受け止めてくれます。
彼を信じてみませんか？




森鴎外


「お疲れ様。今日は休みにしてあげよう。しっかり休みなさい」

彼はそう言うと、いつもかけている赤いショールを、貴女にかけてくれました。
せっかく貰った貴重な休暇です。
今日は自分の感情に素直になって、一日過ごしてみませんか？




夢野久作


「Aさんが本心で笑えないなら、僕が本当の笑顔にしてあげる！」

彼はそう言うと、近くの黒服にメモ書きを持たせ、首領に見せました。
内容は座敷牢から一日出る許可を貰歌目のものです。
首領も察して、許可を出してくれました。
今日は久しぶりに彼と、外でデートです。




フョードル・ドストエフスキー


「貴女が仇を討てるように、僕も何か援助して差し上げましょう」

彼はそう言うと、一晩でお姉さんの仇の居場所、そして実力や弱点に至るまで、あらゆる情報を集めてくれました。
翌日の朝はすごい隈でした。
彼の努力に報いられるよう、頑張りましょう。

夢主に異能制御を教えた優しい師匠に「師匠ーー！」と叫びながら抱きつきに行ったのを文豪に見られてみた ※アオユリ様リクエスト→←夢主がカルデアのマスターで人類を助けてみた ※饅頭様リクエスト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す