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マイク「よーし組み終わったなぁー!準備はいいかなんて聞かねぇぞぉ!」
本当に心操くんの言葉通り動く2人、驚きつつも左に着く。
マイク「さあーいくぜぇー!残虐バトルロイヤル!カウントダウン!3!」
心操「取り敢えず」
マイク「2!」
心操「終盤まで何もしなくていい」
マイク「1!」
______え?
ミ「スタート!」
ミッドナイト先生の合図によってみんなが一斉に動き出す______ただ一組を除いて。
「……」
心操「……」
「……」
心操「……」
____________ひま。
心操「……なぁ」
ビクッ!
驚きながらも見上げると、ただ前を向いていた。
心操「……恵まれた個性に生まれるって……どんな気分だ?」
「……」
心操「あんたは俺とは違って、人体以外にも個性が通じるように見えた」
「……蟹味噌」
(……そんないいもんじゃない)
心操「……」
上から視線を感じるけど、ただ前を向いて答えた。伝わってないと思うけど。
マイク「そろそろ時間だぁー!カウントダウンスタート!」
心操「…行くぞ」
「うに」
______________________
マイク「3位!鉄哲…あれ?おい!心操チーム!?いつの間に逆転してたんだよぉ」
やっぱこの人の個性すごい、私も操れるけど長時間じゃない。
とても怖い初見殺しだ。
お昼休憩、あの人の個性聞いたのに、自分の話してないのはダメだと思って、さっきの人を探す。
あんまり遠くに行ってなかったみたいで、会場近くの段差のある物陰にいた。近づいて横に腰掛ける。
心操「…あぁ、あんたか。……なんか用か?」
「マグロ」
私は携帯を見せつけた。
そこには私の名前と個性、全て書いてある。
心操「……っ!?……あんた…喋れないのか?」
「うに」
彼は驚いていたけど、その後思い出したかのように名前を教えてくれた。
心操「……」
「……」
心操「……あんたは…俺が喋れるのが羨ましいかもしれないけど、俺は……個性で物理攻撃できる方が羨ましい…」
「……」
私は何も答えることができなかった。
心操「…ふはっ…ごめん。……喋れない方が辛いに決まってるよな」
心操くんは首に手を置き申し訳なさそうに言った。
「……蟹味噌……とびこ…うに…」
心操「……ごめん、何て?」
「……蟹味噌!」ニヒッ
心操「……」
“……絶対じゃない……あのひとが…いるから…”
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ゆかり(プロフ) - soraさん» ありがとうございます!もしかしたら書き途中で非公開で保存しているので、その影響かもしれません。お待たせさせてしまって申し訳ありません。 (2022年7月29日 18時) (レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - コメント失礼します!!作者様の楽しく読ませていただいてます!!私だけかもしれないのですがこの作品の通知がきても更新されてないんです!!どうしたら良いですか?長々失礼しました、、、投稿楽しみにしてます!頑張ってください!!! (2022年7月29日 18時) (レス) id: 246c6fd1e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - お豆さん» ありがとうございます!今書いてますのでお楽しみに! (2022年7月28日 14時) (レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
お豆 - 楽しく読ませてもらってます! 続き待ってます!! (2022年7月28日 13時) (レス) @page30 id: 674fb87294 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 羽具さん» ありがとうございます! (2022年7月26日 7時) (レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆかり | 作成日時:2022年7月13日 11時