46.勝手にだるがるな ページ5
どこからキヨマサが襲ってくるかわからない。
加えて、
絶望的な状況に、武道の心臓はドクンと脈打った。
……バンブ――――……
ババンブ――――……
そんな最中、バイクの排気音が響いた。
「良かった……」
Aは顔を上げ、安心したようにため息をついた。
「ふん！ やっと来た」
「この排気音」
「マイキーの“
ドラケンと三ツ谷の口角が上がった。
マイキー、という名前を聞いて、
「マイキー君！！」
東卍の総長がいれば、きっとぺーやんも止まる。武道はそう考え、安堵した。
「なるほどね。オレを別のトコ呼び出したのは、ケンチン襲う為ね」
「え？」
「Aが連絡くれなきゃやばかったな」
武道は二度驚いた。
マイキーを別の所に呼び出すという策略があったこと、そしてAが素早い判断でマイキーを動かしたこと。
その二つは、現代を知る武道も知らなかった情報だった。
「で、オレのせいにして“東卍”真っ二つに割っちまおう……と」
「オレはただパーちんを！！」
「これはオマエのやり方じゃねぇ！」
ぺーやんはマイキーと目を合わせず叫んだ。
それを一蹴するように、マイキーは話す。
「
ぺーやんを操っている黒幕がいる、とマイキーは言いたげだった。
武道は現代のことを思い出した。
『全部“アイツ”の策略だったんだ』
『“誰か”が東卍の内部抗争を企んでいる』
長内とナオトはそう言っていた。
もしかすると、キヨマサも黒幕に操られているのではないだろうか……そんな疑問がよぎる。
「へー、意外。マイキーってアタマもキレるんだね。
だりぃ」
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わがはい(プロフ) - りなさん» そう言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます。励みになります！ ご指摘ありがとうございます。名前の変換修正いたしました。 (2022年4月20日 15時) (
レス) id: fe7c1fcf9f (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - すごく面白いです✨更新これからも楽しみにしてます💕あと名前の変換ができてないです…😢 (2022年4月20日 9時) (レス) @page2 id: 047ec70aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わがはい | 作成日時：2022年4月19日 19時
