君と僕の関係 (ページ9)

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お姉ちゃんたちに背中を押され、さっきとは違うセンター下へ。
曲が流れるのと一緒に、上へと上がった。

「どこかで桜の花びらが」
と歌い出し会場を見ると

そこには、黄色のペンライトで埋め尽くされた会場。
そして、何故か後ろにはメンバーのみんなが。

「君と会えたことが
過ぎた季節の意味
その笑顔が眩しかった」
とメンバーのみんな

「一緒に行けないけど
そんなに泣かないで
僕は忘れない」
とたかみな、にゃんにゃん、みいちゃん

「10年後にまた会おう
この場所で待ってるよ
今よりももっと輝いて
卒業はプロセスさ再会の誓い
すぐに燃え尽きる恋より
ずっと愛しい君でいて」
とみんなの方を見て、みんなと一緒に歌った

2番は完全ソロなので、泣きそうなのを堪えて、会場を見回した。

沢山の人たちの中で、彼を見つけた。
何故か真剣な表情で、こちらを見ていた。

「今まで出会った誰よりも
ホントに君が好きだから」
と彼を見ながら歌ったら、目が合ったので、笑ってみた。

最後のサビでは、桜の花びらが会場に舞い散っていた。

そのあとも、笑顔で歌い

「10年後にまた会おう」
歌いきった
沢山の歓声を聞きながら、少し気持ちを落ち着け

「10年後も、AKB48を、私AAを、よろしくお願いします。
また会いましょーう！

みんな大好きだよー！」
そう言うと、ライトが消え、それとともに私もステージから下りた。

そして、最後は画面越しでの挨拶。
言いたいことを言える自信がなかったので、ビデオレターという形で、事前に撮ったものを流してもらった。

ステージから下りると、1期生のみんなが待っていてくれていた。

もう、涙腺は壊れてしまったのか、涙は止まらず、メイクは崩れてしまっていたが、待っていたみんなのもとへ。

いつものように両手を広げてくれる、たかみな。
その腕を目指して抱きつきに行った。

そうすると、隣にいた、まりちゃんとにゃんちゃんに頭を撫でられ、後ろからはみいちゃんに抱きつかれた。その上から、あっちゃんとともちんに抱きつかれ、団子状態になっていた。

そんな姿をカメラで撮られていたと知ったのは、卒業コンサートがDVDになってからだった。