君と僕の関係 (ページ29)

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控室に行くと、秋元さんが座っていた。

「久しぶり。大丈夫だったかい？」
と秋元さん

「お久しぶりです！
早かったんですねー。
今日はまだ全然人いないから、スムーズに来れましたよー！」
と返すと

「今日のことじゃなくて、熱愛の方だよ」
と笑って言われ
「とりあえず座ったら？」
と近くの椅子を指した。

「あー！そっちですか！
そっちは特に何もないです。
たまに校内で話してると、近くがザワザワするくらいです。
でも、今日でそれも終わりなんで大丈夫です！」
と言うと

「それは、彼のことをってことかい？」
と秋元さん

「はい！
こちらが、例の彼ですね。」
と軽くマサイのことを紹介する。
付き合うことになった日に、お姉ちゃんたちに伝えるタイミングと一緒にLINEで伝えたし、秋元さんには彼がYouTubeやってることも伝えていた。

「秋元です。
マサイくんだよね？
卒業まで待っててくれてありがとう。
おかげで掟破りにならないまま、Aが卒業できたよ。
同じメンバーでも、隠れて付き合ってる子とかもいるから、Aのことは1番心配してたんだよ。
変なのに捕まるんじゃないかって！」
と秋元さんが話し出した

隣にいるマサイは緊張で、カチコチに固まっている。
多分、秋元さんが話してる話半分も入ってきてないよ。

「あ、はじめまして。
Aさんと付き合っています、マサイと申します。」
と控えめに挨拶をしたいた。

「Aは、彼と付き合ってることをオープンにしたいんだろう？
マサイくんからの意見は聞いたのかい？
彼、YouTubeやってるけれど、学生で、一般人なんだからね？
イケメンだけど、公表して大丈夫なのかい？」
と秋元さん

もう、完全親目線じゃん！

「うー
同級生の一般人と付き合ってるっていうことを公表したいなって。
秋元さんの許可出たって言えば、大丈夫かなー？って。
特定はしないように伝えればいいかな？って思ってたんですけど…」
と言うと

「きっと周りは、それじゃ済まないよ？
キツいこと言うようだけど、週刊誌やネットでは、きっと名前や学校まで探して出してくると思う。
私の方でも、出来る限りは対策とるけど、絶対に調べられると思う。
もしかしたら、Aだって嫌なこと言われるかもしれない。
その覚悟もあるのかい？」
と秋元さん

すると今まで緊張で固まっていたマサイくんが
「俺はAと居られるなら、全部公表してもいいです。」
と話し出した。