61 ワシの手柄！ ページ14
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今日も昨日に引き続き護衛
すると前から車がやってきて、助手席からは聞き覚えのある声が聞こえた
〈あ！きたきた！〉
『暴力さんとコベニちゃんと…黒瀬さん、』
「黒瀬さんお久しぶりです…… 天童さん達の事聞きました…」
『今回の仕事は無理に加わらなくてもいいと
マキマさんから伝言がありました
かなり危険な仕事なので私も療養すべきかと…』
「東山さん達に無理を言って病院から抜け出してきたんです
俺はどうしても仲間の仇を討ちたい、
どうかお願いします…！」
そう言って頭を下げる黒瀬さんにアキ君は否定を重ねた
『あれ、パワーちゃんは…？』
おかしいな、
さっきまでそこにいたパワーちゃんがどこかへ行ってしまった
よく見るとコベニちゃんも見当たらない
2人してどこ行ってしまったのか
「…そこの金髪君がデンノコ君か？」
「そ〜だけど？」
「俺もプロだ、足手まといにはならない
今回の仕事手伝わせて貰えないか？握手しよう」
「男と握手はしたかねぇ」
「おい」
渋々手を差し出し、黒瀬さんと握手したデンジ君
黒瀬さんは天童達の分も俺がキミを守ると頼もしい言葉を言ってくれた
その直後だった
勢いよく車が歩道へ突っ込んできて、そのまま黒瀬さんとデンジ君をぶっ飛ばしたのだ
飛ばされた黒瀬さんはガードレールで後頭部をぶつけ血を流し、デンジ君は地面をゴロゴロと転がって頭から血を流していた
『……く、くっ、黒瀬さん、デンジ君、』
「ぎ… ぎ…」
『で、デンジ君は大丈夫か、どうしよう、』
「この…人殺しがア！！」
バンッと大きな音を立てて閉まった車のドア
中から出てきたのはよーーく見覚えのある赤いツノ…
『パワーちゃん……』
「な、な…なにやってんだ、何やってんだてめえ…」
「ワシは運転してない アイツのせいじゃ」
『今思いっきり運転席側から出てきたよね…？』
「なんて事だ…！早川君、橘さん見ろ！！顔が変わった…！」
日下部さんの声に黒瀬さん“だったはず”の顔を見ると、見た事のない男に変わっていた
「この顔は間違いない…
アメリカで殺し屋まがいの事をしているデビルハンターだ
皮の悪魔と契約している3兄弟の一人だな
触れた死体の身なりを奪えるらしいが…」
『じゃあ黒瀬さんはもう…』
「そういう事になりますね…」
契約しているのがあと2人いる事から、互いの悪魔を見せ成り変わりがないかを確認する事になった
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ゆい - とても素敵です。作者様のペースで良いので、更新待ってます。続きが気になるお話です。 (2022年10月25日 17時) (
レス) @page38 id: 8baac9b7d1 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - どタイプすぎるお話しです！ (2022年8月7日 22時) (レス) @page40 id: fe9aceab05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - とっても良い作品を見ることが出来ました！ (2022年7月24日 6時) (レス) id: d27a1ec747 (このIDを非表示/違反報告)
あい - もうこれでお話は終わりですか？ (2022年7月24日 6時) (レス) @page40 id: d27a1ec747 (このIDを非表示/違反報告)
ナル(プロフ) - cieloさん» ありがとうございます！アキくんカッコ良すぎますよね…！ これからも幸せを届けられるように頑張ります☺ (2021年10月10日 22時) (レス) id: 4b52a48e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナル | 作成日時：2021年3月12日 19時
