１２９羽 ページ44
――本当に彼はエース、なのだろうか？
皆が混乱するほど、梟谷は崩れなかった。
木兎はレシーブにもトスにもスパイクにも参加していないのに、安定して点を稼ぐ。
仕舞いには赤葦のツーアタックで逆転されてしまうほどだ。
だがもちろん単体で彼以上の脅威もいないわけで。
いい勝負をしていた時。
――それすなわち、木兎から意識がそれていたとき。
完全に無いと思っていた木兎へトスが上げられ、勢いよくストレートを貫かれた。
ピッピーと二階笛が鳴って、試合の終了を告げられた。
・
・
そして皆が待ちに待っていたバーベキューの時間になった。
Aを含むマネージャーは皿やコップ、お茶、野菜を切るなどなどの準備をする。
「潔子さん、コップって結構予備いりますかね？」
「あー……うん。結構あったほうがいいかも」
「分かりました」
と、淡々と準備が進められた。
そして猫又監督の話が終わった瞬間、皆一斉に食べ初めた。
マネージャーはまず食べるのは後回し。おにぎりやお茶を配ることからだ。
「皆さんどーぞ！」
主に音駒の固まっているところへ言ってお盆にのせられた紙コップに入ったお茶を差し出す。
「おうサンキュー」
「あぁ、ありがとなー！」
黒尾、夜久などなど、その場に居た音駒のものが取ったことを確認すると、他の場所へ移動した。
お茶を配り終え、次はおにぎりだ。
「おにぎり欲しい方いますかー？」
そういいながら回っていくと、「もらっていい？」と声をかけられた。
振り向くと少しだけ微笑んでいる赤葦の姿。
「もちろんですよ。どうぞどうぞ。
あ、木葉さん達はどうですかー？」
その奥に居た木葉、小見、猿杙に声をかけると、「じゃあもらうわ！」と一つづつ手に取った。
「なぁなぁ、ラインとかやってね」
言葉の途中で異質な空気感を感じた木葉はそちらを見る。
と、田中、西谷、山本がその空気を放っていた。
「あ、すいません。もう行きますね」
そういってAはその場を去った。
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
