１２３羽 ページ38
翌日。
烏野は梟谷と試合をしていた。
木兎のクロスへのスパイクがバシッと力強く決まる。
「(うわっ、木兎さん凄っ)」
１１対６のとき、烏野がタイムアウトを取った。
「４番のスパイクは止められなくても手に当てるだけでもいい。」
「はいっ！」
「おーっす！」
「でもそのためには指先まで力を抜かないこと。少しでも抜いたらワンタッチ取ったままアウトになりますから、気をつけてください。」
「おーっす！」
烏養とAがそういった、その直後
「止めなくてもいいんですか？」
月島が――少し心雰囲気を変えて、そういった。
「……いいや、ドシャっと出来るなら願ったり叶ったりだ」
・
試合が流れ、梟谷がレシーブで拾った。
「ナイスレシーブ！俺によこせぇ！！」
木兎が高々と手を上げて走り出す。
「レフトだ！４番４番！！」
澤村がそう声をかけて、ブロックの体制に入った。
そこに月島もやって来て、２枚ブロックの体制を作る。
木兎がスパイクの体制に入った。
「っ！？」
誰もが強打を打つと思ったが、木兎はトン……とボールにさわるだけの所謂フェイントを繰り出した。
点は梟谷に入ったが、コートに入っていたもの、それ以外の数名は気づいていた。
――月島のブロックが変わった事に。
「木兎さん今逃げましたね」
「ぃぃ！？逃げたんじゃねーよけたんだ！上手に！よけたのぉ！！」
「油断」
「ったぁー、もー！！ハイハイ、スイマセンデシタァー！！」
・
・
梟谷の次は音駒だった。
……ただ、不安の種が二つほど。
「(一つは皆の体力……
二つは……日向が少し、少し劣等感を感じ始めてること)」
旭のスパイクも、シンクロ攻撃も、月島のブロックも、皆成長しつつある。
しかし未だに�狷�向が空中で戦える�畊況發魎粟�しきれていない状態で、ここ最近気持ちよくスパイクを打てていない日向。
自分が点を決めれていない。足を引っ張っている？
大方、そんな考えを持っていることだろう。
そんな時。烏野へチャンスボールがやってきた。
速攻のチャンスができたわけだ。
「(今度こそ、決める！！)」
影山がトスを放つ――。
「(あれ？)」
Aがそのトスに違和感を感じたのもつかの間で、日向がフェイントにも似た弱弱しいスパイクを打った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 516人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
